「最後に、深呼吸をしたのはいつですか?」
都会で過ごす日々の中で、そんな問いかけにドキッとする人は少なくないでしょう。
朝から晩までパソコンと向き合い、電車の騒音、人混み、慌ただしい毎日。
ふと気がつくと、自分が何のために頑張っているのかさえ分からなくなる。
そんな時、必要なのは派手なレジャーや買い物ではなく、ただ静かに自然とつながる時間なのかもしれません。
そんな「自然に還るような時間」を一杯の酒に込めて届けてくれるのが、日本酒「山瑞(SANZUI)」です。
林業会社がつくる、日本酒?
長野県松本市。
信州松本の里山に根ざして60余年の林業会社・柳沢林業が手がけるのが、山の恵みを味わい尽くす日本酒「山瑞 SANZUI」です。
美しい水を生み出す山はいのちの源。
その健やかな循環を支える林業の営みと、日本酒づくりの根幹とを織り重ねることで、この土地ならではのテロワールを生かす唯一無二の酒を生み出しています。
「山の時間」を飲む。3種の表情をもつ「山瑞」
「山瑞 SANZUI」は現在、3つの異なるタイプが用意されています。
それぞれに異なる「山の時間」が表現されています。
1. 【純米酒 山瑞 SANZUI ― 緑 ―】
華やかな香りと口に広がる力強い味わいが、豊かな大地を思わせる熟成酒。
日本酒をたくさん飲んでこられた方にこそ、味わっていただきたい一本です。
2. 【純米酒 山瑞 SANZUI ― 白 ―】
上品かつフルーティーな香りと米の自然な旨みが心地いい。
晴れた里山を吹きぬける一風のようにすぅっと身体に染みこむ清らかさのある一本です。
3. 【純米大吟醸 山瑞 SANZUI】
優美でほのかな甘酸っぱさを感じる香りと、野に咲く花の蜜を思わせるふくみ香に心が和らぐ。
包容力のある味わいが幸福感をもたらす、大切なひとときにふさわしい一本です。
なぜ、こんなにも「山を感じる酒」なのか?
その理由の一つは、製造パートナーに松本市街地に唯一残る酒蔵・善哉酒造を迎えていること。
仕込み水には、酒米を育む水と同じ水系の湧水「女鳥羽の泉」を使用し、じっくりと手間を惜しまずに工程を重ねています。
そして、何よりも大きいのは、馬と人、里山が織りなすいのちの営みが込められているからです。
柳沢林業では、北海道ばんえい競馬の引退馬「ヤマト」とともに田んぼを耕し、農薬や肥料を一切使わない自然農法で酒米を育てています。
人と馬が呼吸を合わせ、豊かな生物多様性の風景の中で育まれる米。
それは、まるでその場、その瞬間にしか生まれない一期一会のセッションのような米づくりです。
「山瑞」は、飲み物以上の体験になる
もし、あなたが忙しさの中で自分を見失いかけているなら「山瑞 SANZUI」を静かに飲んでみてください。
それは、まるで小さな旅のようなものです。
心の中の霧が晴れ、呼吸がゆっくり深くなり、いつの間にか「自分」に還っていく──そんな感覚になるはずです。
そして、こう思うでしょう。
「また、山に行きたくなった」と。
最後に:林業会社から、あなたへ
「山瑞 SANZUI」は、ただのクラフト酒ではありません。
それは「自然とのつながりを取り戻すための、小さな扉」です。
日本酒には人と人をつなぐ不思議な力がありますが、古くは神と人をつなぐものとして大切にされてきました。
「山瑞 SANZUI」は、愛し敬う山に奉げるお酒、そして山と人とを繋げるお酒なのです。
日々に疲れた時、思い出してください。
山の静けさ、木の香り、冷たい沢の音。
そして、一杯の酒が教えてくれる「大切な何か」があることを──。
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