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小さな酒蔵が教えてくれた、地球と生きるということ

〜東日本初の”カーボン・ニュートラル酒蔵”が挑む、未来へつながる日本酒づくり〜

ある春の日、田んぼに放たれたアイガモたちが、楽しそうに水面を泳いでいました。
その姿は、まるで「自然とともに生きることって、こんなにシンプルで気持ちいいんだよ」と語りかけているかのよう。

山形県米沢市にある小嶋総本店(こじまそうほんてん)は、そんな自動抑草ロボット「アイガモロボ™」を用いて育てた無農薬の酒米から、日本酒『東光 AIGAMO(あいがも)』をつくりました。
しかも、東日本で初めて”カーボン・ニュートラル”を達成した酒蔵としての、新たな一歩です。

けっして大企業ではない、安土桃山時代創業、400 余年の歴史を持つ老舗酒蔵が選んだのは「地球と共にある暮らし」を日本酒を通して発信していく道。
この記事では、そんな彼らの挑戦を、丁寧にひも解いていきます。

地球に優しい酒造りって、どんなもの?

「カーボン・ニュートラル」――最近よく耳にするこの言葉。
でも、ちょっと難しく感じるかもしれません。

簡単にいえば、温室効果ガスの排出を実質ゼロにすること
つまり「出す分」と「減らす分」を釣り合わせて、地球の空気をこれ以上汚さない、という発想です。

小嶋総本店は、酒造りにかかるすべての工程でこの”カーボン・ニュートラル”を実現しています。
再生可能エネルギーの活用、環境配慮型の機器導入、そして地域資源を活かした仕込み――。
一つひとつは地道でも、それらを丁寧に積み上げることで、大きな変化が生まれているのです。

無農薬米を育てる技術

では『東光 AIGAMO』に使われているお米はどうやって育てられているのでしょうか?

答えは、2022 年から導入された、太陽光パネルとモーターで動く自動抑草ロボット「アイガモロボ™」です。
このロボットの活用により、水田の生物多様性を守りながら、農薬不使用の酒米栽培を実現しています。

農薬を使わない米作りは手間も時間もかかりますが「本当に安全で、環境に負荷をかけない米で日本酒を造りたい」という想いから、小嶋総本店はこの道を選びました。

しかも、この米は山形県内の契約農家とともに育てられた山形県の酒造好適米「出羽燦々」100%
地域とのつながりを大切にしながら、共に未来を考えるパートナーシップが築かれています。

なぜ、日本酒だったのか?

「環境にやさしいことをしたいなら、わざわざ日本酒である必要はないのでは?」
そんな疑問がふと頭をよぎるかもしれません。

でも、小嶋総本店には、創業 400 余年以上という歴史があります。
その長い時間の中で、日本酒は”文化”であり”地域との絆”であり”生き方そのもの”でした。

だからこそ、彼らは「日本酒を通して、未来に伝えたいことがある」と感じたのです。

『東光 AIGAMO』という一本には、環境を想う気持ち、伝統を受け継ぐ覚悟、そして、変化を恐れずに未来へと踏み出す勇気が、静かに込められています。

アースデーに込めたメッセージ

2025 年4月22日、アースデー。
この日に向けて『東光 AIGAMO』はリリースされました。
アースデーは 1970 年にアメリカで誕生し、地球や環境のことを考え、美しい自然環境に感謝する1日とされています。

自然を守る日だからこそ、自然と寄り添った酒を届けたい。
それは、単なるイベントとしてではなく“今この瞬間から、変わることはできる”という希望のメッセージでもあるのです。

最後に—私たちにできる一歩とは?

きっとあなたの暮らしの中にも「何かしたいけれど、何をすればいいか分からない」という思いがあるかもしれません。

そんなときは、まずは一本の日本酒を選ぶところから始めてみませんか?

『東光 AIGAMO』は、ただの日本酒ではありません。
そこには、自然へのやさしさと、人間らしい暮らしをもう一度取り戻したいという願いが詰まっています。
穏やかな香りで、飲み口は柔らかく甘みと酸味のバランスが取れた、深みがありながらも飽きの来ない自然な味わいを持つ 80% 精米の純米酒です。

あなたの今日の一杯が、地球の明日につながる。
そんな素敵な循環が、ここから生まれていくかもしれません。

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