AMAZON でお買物

震災を越えて紡がれた一杯「磐城壽 しぼりたて生酒 手づくり酒」の魅力

日本酒好きの皆さん、こんにちは。
今日は、類まれな物語を秘めた「磐城壽(いわきことぶき)しぼりたて生酒 手づくり酒」をご紹介します。
福島県浪江町の鈴木酒造店が醸すこの一本は、長井蔵で製造された東日本大震災からの復興の象徴です。

鈴木酒造店と「磐城壽」に込められた復興の物語

鈴木酒造店は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受け、浪江町での酒造りを中断。
避難先の山形県長井市で新たな一歩を踏み出しながらも、地元での再開を願い続けました。
その夢は震災から10年後の2021年3月「道の駅なみえ」に併設された酒蔵で実現。
現在は長井蔵と浪江蔵の2拠点体制で酒造りに取り組んでいます。

味わいと香り:うすにごりが魅せる「磐城壽」の真髄

うすにごりタイプのこのお酒は、グラスに注ぐと無数の気泡が内側に付着し、瑞々しさが際立ちます。
含み香はセメダイン(酢酸エチル)、洋ナシ、マスカットを思わせる甘く華やかな香りが穏やかに漂います。
シルキーでやわらかな口当たりながら、しっかりとした主張があり、甘旨酸っぱいジューシーな味わいが特徴的です。
特に酸が秀逸で、中盤から余韻にかけての辛みと苦みが絶妙なバランスを生み出しています。
日本酒研究会でも「シャンパンのような発泡感」「今日一番のお酒」と絶賛を集めました。

こだわりの製品情報と酒名の由来

このお酒は国産の酒造好適米を100%使用し、精米歩合65%で仕上げられた16度のお酒です。
2024年11月製造の新鮮な一本で、特定名称酒の区分はされていませんが、これは鈴木酒造伝統の本醸造仕込歩合とは異なるためです。

「磐城壽」という銘柄には深い意味が込められています。
「磐城」は地名を表し「壽(ことぶき)」は皆で祝う「壽ぐ(ことほぐ)」を意味します。
永く健康的に楽しめるようにという願いを込めて名付けられた、まさに復興への思いが詰まった一本です。

おわりに

「磐城壽 しぼりたて生酒 手づくり酒」は公式サイトや全国の酒販店で購入可能です。
特に浪江蔵の直売所では、限定商品との出会いも期待できます。
震災を乗り越えた挑戦と地元への愛、そして未来への希望が込められたこのお酒を、ぜひ特別な一杯として味わってみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました