あなたは、誰かから贈られた”ふるさとの味”に心を動かされたことがありますか?
たとえば、それは帰省のたびに出迎えてくれたおばあちゃんの煮物かもしれません。
あるいは、旅先でふと出会った地元の銘酒だったかもしれません。
記憶に残る味には、そこに生きる人々の想いや風景がぎゅっと詰まっているものです。
今回は、そんな”心に残るふるさとの味”を、まったく新しい形で届けてくれる、ちょっとユニークな取り組みをご紹介します。
舞台は、日本一小さな村—富山県舟橋村(ふなはしむら)。
そして、村とコラボしたのはなんと Vtuber「花束ゆいは」。
二つの意外な存在が手を取り合って生まれた、ふるさと納税返礼品とは…?
人口が30年で約2倍に。挑戦を続ける舟橋村
富山県舟橋村は、面積わずか 3.47 平方キロメートル。
日本一小さな自治体です。
でも、この小さな村は、決して”小さな存在”ではありません。
富山市へ約15分という通勤圏内の利便性が定住ニーズを呼び込み、この30年で人口は約2倍に増加。
子育て世代の流入により、全国トップクラスの若さを誇る村として注目されています。
そんな舟橋村が今回選んだのは「Vtuber とのコラボ」という、新たなふるさと納税のかたち。
「人口が少なくても、知ってもらえる方法がある」
「若い世代ともつながれる道がある」
その可能性を信じて、舟橋村がパートナーに選んだのが、富山県出身の Vtuber「花束ゆいは」さんでした。
Vtuber「花束ゆいは」が語る”地元愛”というストーリー
花束ゆいはさんは「あなたに元気と癒しの花束を」をコンセプトに活動する個人勢 Vtuber。
ゲーム、雑談、歌枠などを中心に活動し、日本酒が大好きなことでも知られています。
今回のコラボでは、老舗の酒蔵である桝田酒造店(満寿泉)とともに、舟橋村の魅力を日本酒という形で全国に届けるプロジェクトが実現しました。
その返礼品が、こちら。
【限定ラベル】満寿泉 純米大吟醸「ふなはし」—心に残る一杯を、あなたに
返礼品として提供されるのは、舟橋村産コシヒカリ「ばんどり米」を使った満寿泉 純米大吟醸「ふなはし」。
しかも、花束ゆいはさんとコラボした限定ラベル付きで、富山県内でも数か所でしか販売されていない希少なお酒です。
「村の誇りである米を、日本酒という形で全国に届けたい」。
そんな想いを胸に、桝田酒造店は舟橋村産コシヒカリ「ばんどり米」を丁寧に 50% まで磨き上げ、約一ヶ月をかけて低温発酵させました。
立山連峰を望む清らかな伏流水と、蔵人の緻密な温度管理が生む酒は、口に含むとみずみずしいメロン様の香りが広がり、ほのかな甘みの後に爽やかな酸とキレのある辛味が続く、刺身にも寄り添う澄んだ味わいが特徴です。
「小さな村が届ける、大きな感動」
そんなキャッチコピーがぴったりの一本です。
なぜ今「ふるさと納税×Vtuber」なのか?
ふるさと納税の仕組みは年々広がりを見せていますが、競争も激化。
どの自治体も、より魅力的な返礼品やストーリー性を持たせる努力をしています。
そこで注目されたのが、地域に根ざした Vtuber の力。
地元を愛し、地元を発信するクリエイターが、自らの声でその土地の魅力を語る。
これはまさに「ふるさと」と「今」をつなぐ、新しいコミュニケーションの形なのです。
舟橋村の取り組みは、地方創生のヒントにもなり得ます。
特典:花束ゆいはオリジナルボトルチャーム付き
さらに、今回のふるさと納税では、寄付者全員に花束ゆいはのアクリルボトルチャームをプレゼント。
寄付金額は 15,000 円で、寄付から2ヶ月以内に全国へ発送されます。
最後に。—”心で選ぶ”ふるさと納税を。
私たちは、ともすれば「返礼品のお得さ」だけでふるさと納税を選びがちです。
でも、今回のような取り組みに触れると、ふるさと納税の本当の意味を思い出させてくれます。
「あなたが選ぶその寄附が、小さな村の未来を支える」
舟橋村と花束ゆいはさんが届けるこの一本には、地域の魅力だけでなく「人と人のつながり」「想いを届ける力」が詰まっています。
ぜひ今年のふるさと納税は、心で選ぶ一本を。
そしてその一杯を通じて、小さな村の大きな夢に、あなたもそっと参加してみませんか?
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