あの日の記憶に、味があったとしたら
みなさんは、17年前、何をしていたか覚えていますか?
まだ学生だった人も、社会に出たばかりだった人もいるでしょう。
もしかしたら、その頃まだ生まれていなかったという方もいるかもしれませんね。
そんな長い時を、じっと静かに、けれど力強く歩んできた日本酒があります。
その名は—「悠峰(ゆうほう)17年」。
17年という歳月を瓶の中に封じ込めたような、特別な熟成酒。
その抽選販売が現在実施中です。
この記事では「悠峰 17年」に込められた時間の重み、造り手たちの想い、そしてその特別な一杯が私たちに何を語りかけてくれるのかを、初心者の方にもわかりやすく、じっくりと紐解いていきます。
「悠峰 17年」とは?—時の重みをまとった日本酒
「悠峰 17年」は、石川県金沢市にある福光屋が手がけた、日本酒の枠を超えた逸品です。
1959 年から熟成酒に挑み続けてきたこの酒蔵が、17年という歳月をかけて完成させた純米酒は、兵庫県産の山田錦を 65% まで磨き上げ、力強く濃密で複雑な風味でありながら、甘味・酸味・旨味のバランスが美しく整った仕上がりになっています。
その姿は、まるでゆっくりと時間をかけて育てられたヴィンテージワインのようでもあります。
でも、そこに漂うのは確かに日本酒の”魂”—米と水と、人の手だけで紡がれる、日本ならではの美学なのです。
「熟成酒」って難しそう? いいえ、まるで”タイムカプセル”のようなお酒です
日本酒と聞くと「難しそう」「玄人向け」と感じる方も多いかもしれません。
でも「悠峰 17年」は、そんな印象をやわらかくほぐしてくれます。
想像してみてください。
自分の人生の節目を、ひとつずつ封じ込めたタイムカプセル。
それを17年後の自分が開けて「ああ、こんな時間もあったな」と静かに振り返る—そんな感覚に近いのです。
味わいの特徴
味わいは、とろけるような濃厚な甘みが広がり、ほろ苦さと穏やかなアルコール(18度)の刺激が特徴です。
カラメルやドライフルーツの芳醇な香りに、キャラメルやバニラの含み香が重なり、重厚でありながら透明感のある味わい。
「ただのお酒」ではなく、時と記憶を味わう体験なのです。
どうして今、販売されるの?—造り手の覚悟と想い
400 年近い歴史を持つ酒蔵
寛永2年(1625年)創業という 400 年近い歴史を持つ福光屋は、石川県金沢市で最も長い歴史を持つ酒蔵です。
霊峰・白山の麓から 100 年の歳月をかけて辿り着く清冽な仕込み水と、蔵人たちの伝統技術により、2001 年には純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒だけを造る「純米蔵」を実現しました。
新しい熟成の形
この「悠峰 17年」は、そんな長年培われた技術の粋を注いで完成された特別な一本。
「熟成酒=玄人向け」という従来のイメージを心地よく覆す、新しい熟成の形を体現しています。
そして現在、オンライン酒屋「クランド」にて抽選販売が実施されています。
価格は 19,800 円(税込)、応募期間は 2025 年6月13日(金)13:00 までという、まさに特別な機会です。
人生に、一本の熟成酒を
もしかしたら、このお酒を手にする人は、自分の17年前に思いを馳せるかもしれません。
結婚、転職、引越し、別れや出会い—誰にとっても、17年というのは決して軽くない時間です。
そんなとき「悠峰 17年」を開けて、ゆっくりとグラスを傾ける。常温では熟成香と旨味がふくらみ、ぬる燗では香ばしさやほろ苦さが際立つ。
大切な人と静かに語らう。あるいは、ひとりで自分と向き合う夜に寄り添わせる。
それは、ただ酔うためのお酒ではなく「生きてきた時間を慈しむための一杯」になるはずです。
【まとめ】 時を味わうという贅沢
「悠峰 17年」は、酒というより物語です。
17年もの長い時間を経て、いま目の前に現れたこの一杯には、飲む人それぞれのストーリーが溶け込んでいく余白があります。
普段、日本酒をあまり飲まないという方にも、ぜひ知ってほしい。
「お酒って、こんなに深くて、こんなに優しいものなんだ」と感じられる体験になるかもしれません。
抽選販売情報
応募期間:2025 年6月13日(金)13:00 まで
気になる方は、特設サイトをチェックしてみてください。
時間にしか生み出せない味がある。
そのことを、17年熟成の日本酒「悠峰」は、私たちにそっと教えてくれるのです。
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