たった一杯の日本酒に、あなたはどれだけの物語を感じたことがありますか?
はじまりは、ある”小さな村”から
富山県舟橋村――地図で探すと見逃してしまいそうなほど小さな村です。
面積はたったの 3.47 平方キロメートル。
日本一コンパクトな自治体として知られています。
しかし、そんな舟橋村が今、ふるさと納税を通じて全国に新しい風を吹き込んでいます。
その立役者は、意外にも”VTuber”。
そう、画面の向こうで活躍するバーチャル YouTuber たちです。
舟橋村が今回タッグを組んだのは「七宮なこ(ななみや・なこ)」さん。
彼女は日本酒が大好きな”自炊系 VTuber”として活動しており、今回のコラボで「ふるさと×未来×テクノロジー」をつなぐ架け橋となっています。
コラボの主役は、富山の銘酒「満寿泉」の純米大吟醸
このコラボの中心にあるのが、日本酒「ふなはし」です。
老舗の酒蔵である桝田酒造店が、舟橋村産コシヒカリ「ばんどり米」を丁寧に 50% まで磨き上げ、約一ヶ月をかけて低温発酵させた純米大吟醸「満寿泉 ふなはし」として仕上げた限定品です。
このお酒は、ただ美味しいだけではありません。
立山連峰を望む清らかな伏流水と、蔵人の緻密な温度管理が生み出すこのお酒は、口に含むとみずみずしいメロン様の香りが広がり、ほのかな甘みの後に爽やかな酸とキレのある辛味が続く、刺身にも寄り添う澄んだ味わいが特徴です。
富山県内でも数か所でしか販売されていない希少なお酒を、七宮なこさんとのコラボによってふるさと納税の返礼品として提供。
寄付金額 15,000 円で 720ml ボトルをお届けします。
ふるさと納税とは「応援のカタチ」
ふるさと納税というと、どこか”お得”な制度というイメージがありませんか?
しかし、今回のようなコラボを通して分かるのは、ふるさと納税は「応援の気持ちを届ける手段」でもあるということです。
舟橋村のような小さな村にとって、こうしたプロジェクトは大きな希望となります。
地域に新しい視点を持ち込むことで、観光、産業、そして人のつながりが広がっていくのです。
さらに今回は、株式会社あるやうむが提供する寄付サイトを通じて寄付を受け付け、寄付者には七宮なこさんのオリジナルアクリルボトルチャームが記念品として贈られます。
七宮なこと舟橋村が目指す未来
VTuber とのコラボを、「ただの話題づくり」と見る人もいるかもしれません。
しかし、日本酒を愛する七宮なこさんとのコラボは、それが一過性のものではないことがよく分かります。
「村の誇りである米を、日本酒という形で全国に届けたい」――そんな舟橋村の想いと、日本酒への深い愛情を持つ七宮なこさんの思いが重なって生まれたこのお酒は、地域を元気にするための”文化的プロジェクト”なのです。
小さな村が、バーチャルの世界と手を取り合いながら、自分たちの魅力を全国へと発信していく。
それは、まるで一本の橋のよう。
現実とデジタルの世界、人と人、地域と都市をつなぐ、美しい架け橋です。
最後に|一本のお酒が生み出す”ふるさととの再会”
この「ふなはし」は、ただの日本酒ではありません。
それは、忘れていた故郷への想いをそっと思い出させてくれる、そんな一本です。
都会で忙しく過ごしているあなたも、このお酒を手にしたとき、どこか懐かしい風景や人の温もりが心に浮かぶかもしれません。
ふるさとは、別に生まれ育った場所だけではありません。
心が通う場所、それもまた”ふるさと”の一つのかたちです。
舟橋村と七宮なこさんが届けてくれたこの「ふなはし」は、そんな”心のふるさと”を、そっと思い出させてくれる小さな贈り物なのかもしれません。
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