2012 年、あなたは何をしていましたか?
新社会人だった人、子育てに追われていた人、あるいは夢を追いかけていた人── その頃のあなたに、もし一通の手紙を届けられるとしたら、どんな言葉を綴りますか?
そんな”時”との静かな対話を、まさかお酒が叶えてくれるとは思いもしませんでした。
鳥取県・智頭町の老舗酒蔵「諏訪酒造」がこのたび発表したのは、10年以上の時をかけて熟成された純米吟醸酒『諏訪泉 満天星(どうだん)Vintage 2012』。
「日本酒にヴィンテージ?」「そんなに寝かせて大丈夫なの?」── きっと、多くの人がそう感じることでしょう。
でも、実際にこの酒を一口含めば、その問いはただの驚きに変わるはずです。
「時は敵ではない」──熟成が生んだ、まろやかさと深み
ワインには”熟成”があるのに、日本酒にはなぜないのか。
そんな素朴な疑問から、諏訪酒造は長期熟成酒への挑戦を始めました。
この Vintage 2012 は、地元・鳥取県産の「山田錦、玉栄」を使用し、清らかな山の湧き水で仕込まれた純米吟醸酒。
タンクの中でゆっくりと、まるで時間を忘れるかのように眠っていた酒です。
その味わいは、まるで”読まれずに静かに熟した古書”のよう。
口に含めば、カカオやドライフルーツのような香りがふわりと広がり、後から優しく米の旨味が追いかけてきます。
決して強く主張するのではなく、静かに寄り添うような味──それはまさに、時間がくれた贈り物です。
ワイングラスで楽しむ”静かなお酒”
この Vintage 2012 は、ワイングラスで香りを楽しむのがおすすめです。
冷やしても、常温でも、シーンに合わせて表情を変えてくれます。
例えば、チーズやナッツ、ドライフルーツとの相性は抜群。
和食はもちろん、洋風のおつまみと合わせてみても面白い発見があります。
初めての方にも試してほしいのは「ひとり時間のおとも」にすること。
音楽を聴きながら、読書をしながら、あるいは 2012 年頃の写真を見返しながら── “時を飲む”という静かな贅沢が、きっと新しい自分との出会いを連れてきてくれるはずです。
酒蔵が10年以上、守り続けた理由
「熟成には時間も手間も場所もかかる。それでもやりたい理由があった」
そう語るのは、諏訪酒造の代表・菅原健司氏。
かつて「熟成酒なんて売れない」と言われ続けた時代に、彼は確信していました。
「人の記憶や感情に寄り添う酒には、時間が必要なんだ」と。
ただ新しいものを生み出すのではなく“待つ”という覚悟でつくった酒。
それはきっと、現代を生きる私たちへの静かなエールでもあります。
数量限定・予約販売のみ。特別な時間を、あなたに
この『諏訪泉 満天星 Vintage 2012』は、数量限定。
取り扱いは諏訪酒造の自社ECサイトや直営販売所「梶屋」などで行われます。
ただの”古酒”ではなく”時間をまとう一本”。
この味わいに出会えるチャンスは、もう二度と来ないかもしれません。
→ 詳しくは、諏訪酒造公式サイトや取扱店にてご確認ください。
【まとめ】”いま”を抱きしめるように、一杯を味わう
このお酒は、ただ美味しいというだけではありません。
それは、2012 年の空気をまとい、静かに語りかけてくる一杯。
忙しい毎日、先の見えない不安の中で、少し立ち止まってみませんか?
この酒を口にすれば”今の自分”を少しだけ愛せる気がしてきます。
2012 年に託されたものが、今ここにある。
あなたの時間にも、きっと物語があるはずです。
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