チリ・サンティアゴで開催された南米最大級の酒類コンペティション「カタドール(Catad’Or)2024」の審査結果が、日本時間2024年11月24日(日)に発表されました。
カタドールとは
「カタドール」は、世界有数のワイン生産国であるチリの首都サンティアゴで開催される、南米最大規模の酒類コンペティションです。
1995年の初開催から2024年で29回目を迎えました。
2021年に新設された日本酒部門は、出品数を着実に増やし、2023年からは日本酒に加え、焼酎やクラフトジン、ゆず酒なども審査対象となりました。
近年、日本国内での認知度も高まっています。
受賞カテゴリーは上位から「特別金賞」「金賞」「銀賞」の3種類で、その中で最も高い評価を得た出品酒には、日本酒部門の最高賞「最高金賞(Mejor Sake)」が授与されます。
2024年度 受賞結果
【最高金賞】(1点)
- 「陸奥八仙 貴醸酒」八戸酒造株式会社(青森)
【特別金賞】(1点)
- 「富久長 八反草 純米吟醸」株式会社今田酒造本店(広島)
【金賞】(27点)
- 「貴醸酒 × 貴醸酒」株式会社桝田酒造店(富山)
- 「純米大吟醸 青根温泉 思手成し酒」株式会社新澤醸造店(宮城)
- 「能登半島地震復興応援酒 Toh! Hoku! Let’s Go 奈良美智×ARABAKI×伯楽星」株式会社新澤醸造店(宮城) [以下、受賞銘柄リスト続く]
【銀賞】(20点)
- 「綾菊 純米大吟醸」綾菊酒造株式会社(香川)
- 「ちえびじん 純米酒」有限会社中野酒造(大分) [以下、受賞銘柄リスト続く]
今年の特徴的なポイント
1. 貴醸酒の高評価
最高金賞を受賞した陸奥八仙の貴醸酒をはじめ、複数の貴醸酒が高い評価を獲得しました。
2. 地域性の多様化
東北から九州まで、全国各地の蔵元が受賞。
特に東北地方の蔵元が多くの賞を獲得しました。
3. 個性的な商品展開
復興支援酒や著名人とのコラボレーション商品など、特徴的な商品が受賞しています。
4. 品質の高さ
純米大吟醸を中心に、技術力の高さを示す商品が数多く受賞しました。
今後の展望
次回の「カタドール」は2025年の開催が予定されており、日本酒部門のさらなる発展が期待されています。
関連情報
- 開催地:チリ・サンティアゴ
- 開催時期:2024年11月
- 審査発表:2024年11月24日(日本時間)
- 受賞総数:49点(最高金賞1点、特別金賞1点、金賞27点、銀賞20点)
受賞した蔵元の皆様、誠におめでとうございます。
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