たった一杯で、風景が変わった—そんなお酒に、出会ったことはありますか?
春のある夜、ふと立ち寄ったバーで出された一杯。
グラスを口に運んだ瞬間、思わず足を止めたくなるほどの香り。
それはまるで、田んぼを渡る春風のような、やわらかで凛とした味わいでした。
そのお酒の名は「交酒花風 -UNITED ARROWS-(こうしゅかふう)」。
秋田県男鹿(おが)の小さな酒蔵「稲とアガベ」と、ファッションブランド「UNITED ARROWS」の「UNITED ARROWS BOTTLE SHOP」のコラボレーションから生まれた、新しいクラフトサケです。
この記事では、この一本に込められた”交差する想い”の物語をお届けします。
お酒に詳しくない方にも、きっと心に残る何かを見つけてもらえるはずです。
異なる世界が、ひとつになる—その”化学反応”が生んだもの
「稲とアガベ」は、2021年秋に創業した、秋田の自然に根ざした発酵文化を現代に再解釈する、今注目のクラフトサケ醸造所。
一方の「UNITED ARROWS BOTTLE SHOP」は、2021 年から運営している、店舗内に国内外からセレクトしたお酒のセレクトショップです。
交わることのないはずの二つが、あえて出会った理由—それは「UNITED ARROWS BOTTLE SHOP」のディレクター・バイヤーである鈴木貴至さんの熱い思いに「稲とアガベ」が共感したためでした。
「昔からお酒が好き」「お酒の世界のワクワクをもっと多くの人に伝えたい」「もっと手軽に楽しんでほしい」といった鈴木さんの想いが「稲とアガベ」がクラフトサケに込めてきた想いと通じたのです。
「交酒花風」は、その名の通り「人と人」「土地と土地」「時代と時代」が交わることで咲く”花”のような存在です。
この酒は、パートナーシップというより、まるでジャズのセッションのよう。
異なる個性が自由に絡み合い、ひとつのグルーヴを生み出しています。
“クラフトサケ”とは、もうひとつの日本酒の可能性
「クラフトサケ」という言葉を初めて聞いた方も多いかもしれません。
それは、日本酒の「自由な再解釈」とも言える存在。
大量生産ではなく、小さな蔵が丁寧に造る、味わいと物語のある酒。
「クラフトサケ」とは、日本酒の製造技術をベースとして、そこに副原料を入れることで新しい味わいを目指した新ジャンルのお酒です。
「交酒花風-UNITED ARROWS-」はクエン酸を特異に生成する焼酎用の白麹主体のいつもより酸味が強くすっきりとした飲み心地が特徴。
使用したホップも普段と構成を変えており、酸味に合わせて5種類のホップを使用しました。
春に入り急に暑くなってきた季節にぴったりな花風に仕上がっています。
なぜ、今「交わること」が求められているのか
閉じこもるのではなく、開かれること。
守るだけでなく、混ざること。
コロナ禍を経て、私たちは「つながること」の価値をもう一度見つめ直しました。
「交酒花風」はそんな今の時代に”風通しのいい酒”としてそっと寄り添います。
都市と地方が、モノづくりとファッションが、そして人と人が出会うことで、思いもよらない花が咲く。
それは単なるお酒づくりではなく“文化の交差点”をつくる挑戦でもあるのです。
グラスの向こうに、風を感じて
このお酒を飲むとき、不思議と心がゆるみます。
それは、技術や理屈ではなく、想いが込められているから。
まるで、遠くの誰かと心を交わしたような、静かな感動。
あなたの今日に、そっと風が吹くように。
「交酒花風」は、そんな役割を果たす一杯です。
【販売情報】
- 商品名:交酒花風-UNITED ARROWS-
- 価格:3,850 円(税込)
- 発売日:2025 年4月25日(金)〜
- 販売場所:
- TABAYA United Arrows(タバヤ ユナイテッドアローズ)」(旧:ユナイテッドアローズ 原宿本店)
- 稲とアガベ直営店
- 稲とアガベ取扱酒販店
【オリジナルTシャツ販売情報】
- サイズ:各色 S・M・L・XL
- 価格:6,000 円(税別)
- デザイン:稲とアガベカラーとユナイテッドアローズカラーのグラデーション、後ろの首の部分には男鹿半島のイラストをプリント
まとめ:この春、あなたも”交差点”に立ってみませんか?
人生には、何かが交わったときにしか生まれない”味”があります。
それをグラスの中に見つけたら—それは、もう「ただのお酒」ではありません。
「交酒花風」は、そんな気づきをくれる、風のような存在です。
どうぞ、あなたの時間と交差させてみてください。
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