出国ゲートを抜け、これから始まる旅に胸が高鳴るその瞬間。
ふと目に飛び込んでくる、洗練された黒い瓶。
それは、360 年以上の時を超え、富士の清らかな水が生んだ特別な日本酒――「旦(だん)」です。
「旦」とは、富士山の頂から現れる日の出を表す言葉。
新たな一日と命の始まりを象徴し、その一滴には、富士を仰ぎ見てきた人々の祈りや、自然への敬意が込められています。
富士の水と酒米が奏でる、極上の調べ
笹一酒造が蔵を構える山梨・大月は、富士登拝の玄関口として古くから栄えた町。
この地に湧き出る「富士御坂清流水」は、硬度約 8mg の超軟水。
その柔らかさは、まるで雪解けの雫が口の中でほどけるよう。
「旦 純米大吟醸」は、この水と厳選された酒米を低温でじっくりと発酵させることで、メロンや桃を思わせる芳醇な香りと、和三盆のように上品な甘みを生み出します。
後味を締めるほのかな酸味が、どんな料理とも美しく調和し、口の中に静かな余韻を残します。
その品質は、Kura Master2024 プラチナ賞受賞という形でも評価されています。
世界への架け橋となる一本
2025 年、ANA 国際線ファーストクラスの機内提供酒に選ばれた「旦」。
それは、単なる日本酒ではなく、日本の美意識と職人の魂を載せた”旅の親書”です。
8月1日から8月31日まで、羽田空港第2ターミナル国際線の免税店「TIAT DUTY FREE SOUVENIR」で手に取ることができます。
普段は特約店でしか出会えない一本を、旅立ちの前に自分へのご褒美として、あるいは海外で待つ大切な人への贈り物として選んでみてください。
最後に
富士の頂から降り注ぐ光と清流が、360 年以上の歴史を持つ酒蔵で形を変え、白い瓶に宿る――。
「旦」は、あなたの旅に静かな始まりの詩を添えてくれるでしょう。
飛行機の窓から見える雲海の先に、その味わいを思い出すたび、きっと日本の美しさが胸に広がります。
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