AMAZON でお買物

誰だ、ロシアが寒いっていったヤツは?!~3

20180619:good loser

 サポ村は“サポーターのためのツアー”で「安く、楽しく、安全に!」をモットーに掲げ、多くの方が現地で観戦できるようにという趣旨から生まれたという。

 そう、ニッチローが外見がイチローに似ているからといって、野球好きかというとそうではなく「ずっとサッカーをやっていたサッカー好き」ということは知る人ぞ知ることかもしれないが、サポ村は一般的なツアーと比べるとかなり安いのである。

 しかし、ただ安いだけではなく、そこには当然それなりのリスクがある。最も大きなリスクは旅程の厳しさ。
 これは、開催都市ではない場所に宿泊施設を手配し、宿泊費を安価にしたりしていることで、長距離のバス移動がもれなくついてくる。
 と、いうわけで4:30に集合し、スタジアムへ向かうわけだ。

 リャザンのホテルからバスで開催都市サランスクヘ。
途中ポリスチェックや検問、トイレ休憩もあったものの結果、約7時間バスに揺られる。

 バスの停車場所からスタジアムまでは徒歩。
写真撮影を求められながらの移動で40~50分ぐらいは掛かったかと。
道中はほぼまっ黄色の状態で4年前のクイアバを思い出す。

 サランスクのスタジアムであるモルドヴィア・アリーナの外見はバイエルン・ミュンヘンのホームスタジアム「アリアンツ・アレーナ」っぽい形、オレンジと白のモザイク。

 セキュリティチェックは金属探知、入場チェックはFAN IDとチケットのバーコード。
ブラジルと違いスタジアムエリア内にはドリンクブースは多数あり、ほぼ並ばずに購入できた。ソフトドリンク200ルーブル。
 食べ物はスタジアムに入って。ホットドッグは300ルーブル、シンプルにパンとソーセージだけ。
ま、スタジアム価格だね。ちなみに100ルーブル=200円ぐらいと考えるとちょうどいいぐらい。

 今回の席はバックロワー。直射日光でめちゃ暑い。
スタンドを見渡すとほぼコロンビアサポ、多分8割以上。またしても4年前を思い出す。

 しかし今大会から導入されたシーティンググループのおかげか、周りは日本人サポが多かった。

 スタメンはGK川島、DF左から長友・吉田・昌子・酒井宏、ボランチ長谷部・柴崎、その前に左から乾・香川・原口、1トップ大迫。
試合立ち上がりすぐにカルロス・サンチェスが痛恨のハンドリング。決定的な得点機会の阻止として退場。
ペナルティキックは香川。これをきっちり決め日本先制!

 その後は日本が数的有利を生かし、ボールはキープできるものの、攻め切れない展開。
前半終了前、コロンビアのフリーキック。ジャンプした壁の足下を通され、見事なゴール。
ゴールインしてから掻き出すように川島がキャッチしたが、残念ながら今大会から導入されているゴールラインテクノロジーにより問答無用の失点。コロンビアに勢いをもたせ前半を終える形に。

 後半に入って、同点に追いつかれたものの、相手が一人少なくなってからはコロンビアは無理なプレスをかけてこないので、日本がボールを回せる展開。
相手ボールになってもしっかりプレスをかけ、奪い返せるので日本優勢。セットプレイから大迫のヘディングで突き放す!
日本人サポ狂喜乱舞!!

 その後コロンビアは温存のエース・ハメスロドリゲスをピッチに送り出すが、やはり本調子ではないのか効果的ではなく、今回は日本の脅威とならなかった。
アディショナルタイムは5分。少し長くとっている感じ。今日の主審はほぼ公正なジャッジをしていたと思うが、プッシングは取らないことが多く、キッキング・トリッピングはしっかり取る印象。そして待望の試合終了の笛。
吠える!  叫ぶ!  隣にいたシンチャンとガッツリ抱擁!!

 4年前のクイアバでの借りは返せた!
喜びを爆発させる日本人サポに対し、コロンビアサポ意気消沈。
席周りをお掃除し、スタジアムを後にする。

 

 帰り道では多くのコロンビアサポから、いい試合だった、勝利おめでとうと言葉をもらった。

 なんという good loser。4年前の自分たちは悲嘆にくれるだけで、相手に何も言えなかった。
返せる言葉は少なかったけど、自分たちも同じようでありたいと思った。
切り替えも早いのか、悔しがるよりも南米のチームらしく、大騒ぎしているサポが多かったのだが。

 集合場所に戻り、そこから再びリャザンのホテルまでバスで7時間。暑さと大声を出した疲れで、狭い座席ながらもしっかり眠れた感じ。
ホテルに戻り、明日の予定を確認し部屋に戻る。ようやく布団で眠れる。
アメニティ類も揃っていて綺麗だし、比較的快適なホテルだったが、唯一タオル類が一切なかったのは残念。

コメント

タイトルとURLをコピーしました