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この一杯が、川を救う。世界をめぐる日本酒「MEGURU」に込められた想いとは?

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「お酒が好きなんです。でも、環境のことも気になっていて…」
そんなふうに感じたことはありませんか?

お気に入りの日本酒を手にした瞬間の、あの静かな高揚感。
でもふと、頭をよぎるんです。
「このお酒の向こう側には、どんな物語があるんだろう?」と。

その問いに、明確な答えを持って登場した日本酒があります。
名前は「MEGURU」。
ただの美味しいお酒ではありません。
環境と共に生きることを選んだ、日本で初めての「Salmon-Safe(サーモン・セーフ)」認証を取得した酒米を使った日本酒です。

この記事では、なぜこの日本酒が注目されているのか、そしてそれがどんな未来をつくろうとしているのかを、やさしく、丁寧に紐解いていきます。

「Salmon-Safe」ってなに? 魚も人も健やかに生きられる川を目指して

まずは聞きなれないこの言葉、Salmon-Safeについて。

直訳すれば「サーモンが安全に暮らせる」という意味ですが、実はこれはアメリカ・オレゴン州で生まれた環境保護のための認証制度です。

ポイントは、農地や都市開発などから流れ出る水が、川や生態系に悪影響を与えていないかをチェックするところ。
つまり「水源を汚さずに、川やそこに生きる生き物たちを守れているか」を評価する仕組みなんです。

特にサケは、きれいな川でしか生きられません。
だからサケが元気に帰ってこられる川は、人にとっても安心できる自然環境の証拠。
ある意味でサケは「自然環境のバロメーター」とも言えるのです。

アメリカではSalmon-Safe認証を受けた農場で栽培された原材料を使ったビールやワイン、ウィスキーなどが数多く販売されています。
また、マイクロソフトやExpediaのオフィスなども、この認証を取得しています。

日本初の挑戦。「MEGURU」が描く未来の酒造り

このSalmon-Safe認証を、日本で初めて取得したのが、兵庫県で酒米づくりに取り組む農家たちです。
その酒米を使って日本酒を醸したのが「MEGURU」なのです。

プロジェクト名は「MEGURU」。
自然の恵みが巡り、未来へと繋がる願いが込められています。

MEGURUのベースとなったのは、神戸新聞社の「地エネの酒 for SDGs」プロジェクトから誕生した日本酒「環(めぐる)」です。
このプロジェクトでは、牧場のバイオガス事業で生産される消化液を、兵庫生まれの酒米「山田錦」の肥料として活用。
廃棄物が、おいしいお酒にめぐる資源循環を実現しています。

認証を取得したのは、環の原材料となる酒米を栽培する豊倉町営農組合とten(共に兵庫県)。
化学肥料を減らし、脱炭素農法を実践して収穫された酒米づくりは、まさにSalmon-Safeの考え方と合致するものでした。
資源循環、生物多様性などを重視した酒米づくりは、Salmon-Safeの厳格な基準を見事にクリアし、認証取得の運びとなりました。

これは、環境と経済が対立するのではなく、共に巡る道を探す挑戦。
その象徴が、この「MEGURU」なのです。

二つの蔵元、二つの個性。MEGURUの味わい

このSalmon-Safe認証を取得した酒米を使って、兵庫県の二つの老舗蔵元が、それぞれ個性的な日本酒を醸しました。

「MEGURU-SEITEN」を手がけるのは、兵庫県加古川市で1874年(明治7年)から続く老舗、岡田本家。
その酒造りは、驚くほど小規模です。
杜氏と蔵元を含め、わずか2〜3人の少数精鋭で、瓶洗いからラベル貼りに至るまで、そのほとんどが手作業で行われます。
この徹底した手仕事こそが、細部まで神経の行き届いた、清らかで美しい酒質を生み出すのです。

一方「MEGURU-FUKUNISHIKI」を造るのは、兵庫県加西市に蔵を構える、こちらも1839年(天保10年)創業の歴史ある酒蔵、富久錦。
丹波杜氏(兵庫県)に伝わる伝統的製法である生酛造りを現代的に昇華した「富久錦流生酛づくり」にこだわり、品種の特長を最大限に表現しています。
蔵に棲みつく自然の乳酸菌や酵母の力を借りて、時間と手間をかけてじっくりと酒母を育てるこの製法は、酒に複雑さと奥深い旨味を与えます。

確かな技術と伝統に支えられた二つの蔵元。
同じ認証米から生まれたとは思えない、それぞれ鮮やかな個性を持つ日本酒を、ぜひお楽しみください。

「飲む」ことが「守る」ことになる。MEGURUを選ぶ意味

この日本酒は、単なる「エコ」商品ではありません。
消費のひとつひとつが、環境保護というアクションになる。
そんな新しい価値観を教えてくれる一杯です。

「MEGURU」はクラウドファンディングサイト「Makuake」で販売開始され、多くの応援が寄せられています。
その背景には「どうせなら、意味のある選択をしたい」と願う現代人の気持ちが透けて見えるようです。

たとえば、あなたがこの日本酒を大切な誰かに贈るとしましょう。
それは、単なるプレゼントではなく「あなたの未来に、きれいな川を残したい」という小さくも力強いメッセージになります。

株式会社Super Normalがこのプロジェクトに込めた想いも、まさにそこにあります。
手間をかけ心を込めたものづくりが、Salmon-Safeのような検証済みで独立した認証によって認められる。
このようなエコラベルが購買意思決定の指針となることも、今後の「購買行動のふつう」になるだろうと、Super Normalは考えています。

まとめ:その一杯が、川の未来を変えるかもしれない

日本酒「MEGURU」は、ただの美味しいお酒ではありません。
それは、自然と共に生きる覚悟を込めた、未来へ巡る一滴です。

環境問題というと、大げさに感じてしまうかもしれません。
でもこの日本酒は「飲むこと」から始められる。
私たちの日常の中に、そっと希望の種をまいてくれます。

次に乾杯するとき、そのグラスの向こうに広がる自然や未来のことを、少しだけ想像してみてください。
きっとその味わいが、より深く、心に残るものになるはずです。

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