世界限定180本、日本酒「MUJAKU TEN -天-」が教えてくれたこと
「あの日の夢、まだ覚えていますか?」
たとえば、小さなころに描いた夢。
宇宙飛行士、パティシエ、冒険家。
大人になるにつれて、そんな夢は少しずつ現実の影に隠れていくけれど――ふとした瞬間、胸の奥で息をしていることに気づくことがあります。
夢は、忘れてしまうものではなく、静かに熟していくものなのかもしれません。
そんな想いを呼び起こしてくれる一本の酒があります。
その名は「夢雀(むじゃく)」。
10年という歳月をかけて羽ばたいたそのブランドから、今年、世界にたった 180 本だけの特別な記念ボトルが誕生しました。
それが「MUJAKU TEN -天-」10th Anniversary。
この記事では、この記念ボトルに込められた物語と「夢」をラベルにした日本酒の意味を、やさしく紐解いていきます。
小さな雀が夢を背負って飛び立った日
「夢雀(むじゃく)」という名前には、日本酒の新たな価値と感動を届けたいという願いが込められています。
この言葉のとおり、夢雀はただの酒ではありません。
それは夢に向かう人すべてをそっと支える、静かなエール。
山口県最古の酒蔵「堀江酒場」(1764 年創業)は、そんな願いをかたちにするため、長期熟成型ヴィンテージ日本酒という新ジャンルを開拓しました。
その最新作が「2025 年夢雀」。
一般的な”古酒”とは異なり、低温で保管することで、果実のような香りや芳醇さが何層にも重なり、時間とともにまろやかで奥深い味わいへと進化していきます。
たとえるなら、それは「未来へのタイムカプセル」。
ボトルの中でゆっくりと熟成され、やがてその栓が開けられる日を待っているのです。
そして、2025 年。
時は満ち、10周年を迎えた夢雀ブランドは新たなステージへ。
世界限定 180 本「MUJAKU TEN -天-」が特別な理由
10周年という節目に、堀江酒場はひとつの答えを出しました。
それが「MUJAKU TEN -天-」10th Anniversary――夢雀ブランドの集大成であり、最高峰を意味する特別な一本です。
この酒に使われているのは、特別栽培された奇跡の米「イセヒカリ」(山口県産)。
極めて繊細で深みのある味わいを実現するため、18% まで磨き上げました。
さらに仕込み水には、清流・錦川の湧き水を使用。まろやかで、芯のある味わいが生まれる秘密は、ここにあります。
そして何より、このボトルが特別である最大の理由。それは“180本しか存在しない”ということ。
一滴一滴に、10年間積み重ねてきた夢と情熱が詰まった酒。
ラベルは、フィンランドのデザインブランド「マリメッコ」の元デザイナー・大田舞氏がデザインを手がけ、中身・デザインともに唯一無二の特別仕様。
それは、夢雀という小さな鳥が、ついに空の高み=”天”にたどり着いた証です。
価格は 170,909 円(税込 188,000 円)。
NFC タグによるデジタル正規品証が付属し、スマートフォンでかざすだけで未開封の正規品であることを確認できます。
誰かと夢を語りたくなる夜に
この酒は、ただ味わうものではありません。
それは「夢を語るための酒」です。
たとえば、仕事に疲れた帰り道。
たとえば、大切な人と未来の話をするとき。
あるいは、静かな夜にひとりで自分の”原点”を見つめ直したいとき。
そんな時間にそっと寄り添ってくれる。
飲みながら「そういえば、自分にも夢があった」と思い出させてくれる。
夢雀は、そんな魔法のような力を持っています。
すでに世界10か国以上に展開し、ワイン愛好家や海外セレブの間でも注目を集めているこのブランド。
年を経たヴィンテージ酒の価値は年々上昇しており「2016 年夢雀」は 2025 年現在、国内定価で 1,416,800 円(税込)に到達しています。
まとめ:夢を育てる時間、それが”酒”という名の物語
酒は、時を閉じ込めるものです。
その年の米、その年の水、そしてその年の想い。
全てを封じ込めたボトルの中で、ゆっくりと熟成され、やがて誰かの手に渡ってゆく。
「MUJAKU TEN -天-」10th Anniversary は、そんな”夢の時間”を閉じ込めた奇跡の一本。
それは、10年かけて羽ばたいた夢雀が、あなたの手元でそっとさえずる瞬間なのかもしれません。
この夏、ひとときの静けさの中で「夢を飲む」時間を味わってみませんか?
世界に 180 本しかないこの酒は、特別な夜のために存在しています。
あなたの夢が、また少し、空に近づきますように。
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