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🍶 発酵は、生きている。駅で出会える、いちばん小さな奇跡。

「この香り、ずっと昔にも感じたことがある」

通りすがりの駅の構内、ふと立ち止まった瞬間に、やわらかな香りが鼻をくすぐった。
甘くて、酸っぱくて、なんだか懐かしい。
まるで、雨の日に開けた味噌樽のような—。

それは「生きている香り」だった。

かつて祖母の家で嗅いだ梅酒の仕込み、友人と作った手作りヨーグルト、ぬか床の中に手を突っ込んだ時のあのじんわりとした温もり—発酵には、人の記憶をそっとくすぐる、魔法のような力がある。

そして今、そんな魔法が、まさか駅の中で体験できるとは、誰が想像しただろう?

SENDAI STATION BREWERY Fermenteria — 駅ナカの小さなラボ

仙台駅の改札の外、ふだん見逃しがちな自由通路の一角に、小さなガラス張りの工房があります。

その名も「SENDAI STATION BREWERY Fermenteria(ファーメンテリア)」。
発酵をテーマにした、クラフト醸造所です。

ここでは、ビール、日本酒、クラフトドリンクなどが実際にその場で醸されている
発酵タンクが並ぶ様子を目にしながら、その場でできたてを味わえる—そんなライブ感あふれる体験が、日常のすぐそばに用意されています。

言ってみれば、駅ナカの”微生物たちの舞踏会”。
タンクの中では、酵母たちがせっせと働き、時間と温度を味方に、香りと味を育てていきます。

まるで、小さな命の営みを、そっとのぞき見しているような感覚。

タンクの一滴を、そのまま瓶に閉じ込める「瓶内二次発酵 Sparkling」

そんな Fermenteria が、この春ついに挑戦したのが、タンクからすくった”今”をそのまま届けること

その名も「Fermenteria 瓶内二次発酵 Sparkling」。

選ばれた酒は、発酵過程で生成される天然の炭酸ガスを閉じ込めた瓶内二次発酵によって炭酸をまとい、香り高く、まるで吟醸タンクの中に顔をうずめたような一杯
だからこそ、シャンパンのようなボトルに詰めて、その泡のきらめきごと届けるのです。

この一本に詰まっているのは、ただの日本酒ではありません。
その日の空気、微生物のリズム、造り手の手の温度—全部が、そっと息をひそめて待っている。

だからこそ、開栓の瞬間が、特別なんです。

✨ 開けるときに、魔法は完成する

ボトルを手に取る。
冷蔵庫から取り出し、栓にそっと指をかける。
「ポンッ」と小さく響いたその音とともに、空気に溶ける炭酸の泡。グラスに注げば、立ちのぼる吟醸香が空間に広がっていく。

これは、ただの飲み物ではありません。
時間を閉じ込めた小さなタイムカプセル

あなたが開けるその瞬間に、発酵の旅が完成するのです。

🎁 誰かに贈っても、自分に贈っても

Fermenteria 瓶内二次発酵 Sparkling は、2025 年4月14日(月)より発売開始。
店頭(仙台駅1階)、オンラインショップ(https://fermenteria.co)、そして一部都内の酒販店で購入できます。
税込 2,700円(375ml)です。
ギフトにしても、きっと驚かれるでしょう。
でも、本当は「自分のために」手に取ってほしい。
一日を終えた夜、静かにグラスを満たし、自分をねぎらうように、少しずつ味わう。

“がんばった今日”と”少し先の明日”を、そっとつなぐような一本です。

発酵は、あなたの中でも息づいている

発酵とは、静かで、でも確かに生きている営み。
それは、時間がくれたごほうびのような存在。

駅という通過点に、こんなに奥深い出会いがあるなんて。
発酵の音を、香りを、味を、どうか忘れずにいてください。

タンクの鼓動に、耳を澄ませてみたくなったら。
仙台駅で、小さな奇跡が待っています。

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