家の引き出しに、ふとしまい込まれていた祖父のハンカチを見つけた。
柔らかな布地に残っていたのは、微かに甘くて懐かしい、あの香り。
記憶の奥に眠っていた”あの日の空気”が、鼻先からそっと心に届いた気がした。
香りには、不思議な力があります。
言葉よりも早く、記憶や感情を呼び起こし、心にそっと触れてくる。
そんな「香りの力」で、日本の伝統文化を祝う。
それが、今回ご紹介する日本酒のお香です。
ユネスコ無形文化遺産登録「伝統的酒造り」へのオマージュ
2024年、日本が世界に誇る「伝統的酒造り」が、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
この登録は、日本酒を取り巻く技と心、季節と風土、そして人の営みが世界に認められた証。
ただの「お酒」ではなく、日本の歴史と魂が詰まった文化そのものなのです。
そんな節目を祝うべく、玉初堂が100個限定で誕生させたのが、純米大吟醸の香りをまとった特別なお香。
単なるプロダクトではありません。
これは、香りというかたちで綴られた、小さな文化の手紙なのです。
お香に宿る、日本酒そのものの香り
では「日本酒のお香」とは、いったいどんな香りなのでしょうか?
ひとことで言えば、それは「熟成された時間の香り」。
お香に使われているのは、京都・伏見の純米大吟醸酒を原料に練り込んだ、本物の”酒の香り”。
これが、お香に火を灯すたび、ふんわりと湯気のように立ち上ります。
シャム沈香をベースに、日本酒ならではのふくよかさと透明感を重ね合わせた香り。
焚きはじめは、日本酒を口に含んだときのような軽やかさと奥行きのある甘みが広がります。
時間の経過とともに、ローズ、ジャスミン、百合などの華やかなフローラル、グレープフルーツやレモンが爽やかなシトラス、ローズマリーやプチグレンのグリーンノートが彩りを添え、香りのグラデーションを醸し出します。
これはもう”飲む”日本酒ではありません。
“感じる”日本酒なのです。
あなたの時間に”静けさのしずく”を
現代を生きる私たちの毎日は、言葉と情報にあふれ、目まぐるしく過ぎていきます。
でも、人の心が整うのは、いつだって静かな時間の中ではないでしょうか。
そんなとき、ふと火をつけて焚く、この日本酒のお香。
香りは、まるで静けさのしずく。
音のない音楽のように、部屋の空気にゆっくりと染みわたり、心のざわめきをやさしくほどいてくれます。
それは、香りがくれる”間(ま)”。
自分を立て直すための、深呼吸のような時間です。
たった100個だけの、特別な記憶の贈りもの
このお香は、わずか100個限定。
桐箱に入った美しい佇まいは、まさに”香りを贈るギフト”。
日本酒が好きな方にはもちろん、文化や香り、手仕事の温もりを大切にする人にこそ贈りたい一品です。
たとえば、年末年始のご挨拶に。
新生活を迎える友人に。
あるいは、自分自身へのご褒美として。
この香りが、誰かの一日を静かに照らす。
そんな想像だけで、少し温かい気持ちになります。
香りは、文化を灯すあかりになる
文化とは、誰かの「好き」が、静かに受け継がれていくこと。
日本酒のお香は、その文化を、香りというやさしいかたちで未来へ渡す、ひとつの小さな試みです。
火を灯せば香りが広がり、香りが記憶を呼び覚まし、記憶が心を動かす。
それはまるで「文化」がそっとあなたの隣に座ってくれるような感覚。
忙しさに追われる日々の中で、たった10分の静かな時間を。
その香りの中に、日本の手仕事と、あなたの心が響き合う瞬間があります。
まとめ:香りの先にある、日本の物語
ユネスコ無形文化遺産「伝統的酒造り」を祝う特別なプロダクトとして、京都・伏見の純米大吟醸酒を原料に使用した、本物の酒の香りを焚くお香が誕生しました。
2026年1月2日より、QNOWA KITTE大阪店にて限定100個で販売開始。
贈り物にも最適な桐箱入りで、日本酒を「香りで味わう」新しい文化体験を提供します。
香りが運ぶ、静かな記憶と、文化の余韻を、ぜひ感じてください。
火を灯すたびに、心に染み入る。
それは、ただの香りではなく、”文化を灯すあかり”なのかもしれません。
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