新潟・奥阿賀の米から生まれた特別な一杯、「真珠の稔」が語るもの
「この酒を、家族で飲みたいと思ったんです」
そんなひとことから、物語は始まりました。
新潟の山間部、阿賀町—。
観光地としては決して派手ではありませんが、四季折々の自然が静かに息づくこの土地で、ひとつの酒蔵が30年の時をかけて紡いできた挑戦が、今、結晶となって私たちの手元に届こうとしています。
その名は「真珠の稔(しんじゅのみのり)」。
これはただの日本酒ではありません。
土地と人、米と水、そして時間。そのすべてがじっくり溶け合って生まれた、特別な「節目の一杯」なのです。
地元米 100% への挑戦
酒づくりに込めた、変わらぬ想い
「真珠の稔」を手がけたのは、新潟県阿賀町に蔵を構える麒麟山酒造(きりんざんしゅぞう)です。
創業はなんと 1843 年、江戸時代末期。
1995 年から地元・阿賀町の農家さんと共に「奥阿賀酒米研究会」を発足し、地元産米の栽培に取り組んできました。
初年度の収穫量は 600 俵(必要量の6%)でしたが、2011 年に麒麟山酒造内に「アグリ事業部」を設置し、2018 年に全量阿賀町産米でお酒を仕込むことができるようになり、2025 年に地元・奥阿賀産米 100% による酒造り30周年を迎えました。
では、なぜ「地元産米」にこだわるのでしょうか?
理由は、酒づくりの基本にあります。
「酒は農業の延長線上にある」
麒麟山酒造はそう語ります。
お米を育てる農家さんの顔が見えること、田んぼの土に触れること、地域とともに生きること。
それは単なる「地産地消」の取り組みではなく「地元と酒蔵が一緒に歩む文化」なのです。
全国の酒蔵の多くが品質安定のために県外産の酒米を使う中、奥阿賀の小さな田んぼひとつひとつに向き合いながら、自分たちの酒の根っこを育ててきた—その地道な歩みの30年。
「真珠の稔」は、その節目に生まれた、まさに「感謝と誇り」の一滴なのです。
「真珠の稔」
その名に込められた意味とは?
では、なぜ「真珠」なのでしょうか?
30年を迎える結婚生活が「パール婚」と呼ばれるように、農家さんと麒麟山酒造が歩んだ道のりにも真珠のような光が宿っています。
真珠とは、貝が自らを守るために、時間をかけてゆっくりと育む宝石です。
外からの刺激や痛みに反応し、それを内に包み込みながら、光を纏った美しさを育てていく—
まさにこの酒も、自然の厳しさ、手作業の困難、地域の変化という「刺激」を、地道な努力で包み込んでいった結晶です。
「稔(みのり)」はそのまま、米の実りであり、30年間の取り組みの「成果」を意味しています。
つまり、「真珠の稔」とは、
“苦労と時間が育んだ、美しく力強い実り”
そんな意味が込められているのです。
次世代への継承
「麒麟山米づくり大学」の開校
2023 年には、麒麟山の酒米づくりを次世代に継承していくため、現場実習を行い地域のことも学んでいく「麒麟山米づくり大学」を開校しました。
地元と共に歩む文化を、これからの世代へ—そうした想いがこめられています。
10月20日より数量限定で発売開始
手にできるのは今だけ
この「真珠の稔」、販売は限定販売で、無くなり次第終了です。
発売日は2025年10月20日(月)で、特約店や新潟県内のスーパーマーケットでの取り扱いが予定されています。
ボトルデザインにも注目してください。
透明感のあるガラス瓶に、真珠のような光沢をまとったラベル。
心地よい旨みの後にくる麒麟山らしいキレの良さが特徴です。
商品情報
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 商品名 | 麒麟山 真珠の稔(しんじゅのみのり) | 
| 発売日 | 2025 年10月20日(月) | 
| 価格 | 2,750 円(税込) | 
| 内容量 | 720ml | 
| 精米歩合 | 55% | 
| アルコール度数 | 17度 | 
| 原材料 | 米(新潟県産)、米こうじ(新潟県産米) | 
| 販売方式 | 限定販売、無くなり次第終了 | 
| 販売場所 | 特約店、新潟県内のスーパーマーケット ※一部取り扱いのない店舗もあり | 
麒麟山酒造について
麒麟山(きりんざん)酒造は 1843 年に創業した、新潟を代表する淡麗辛口の酒蔵です。
奥阿賀の自然豊かな山間地に蔵を構え、地元を流れる常浪川(とこなみがわ)の超軟水を活かし、米づくりからの酒造りを実践しています。
使用する酒米の 100% が蔵から半径10キロ内エリアで育てられており、地元農家と共に蔵人自らが田んぼを耕し、稲を刈り、できた酒米で醸す—この地道な繰り返しが日本酒と地域を明日へ繋げると信じて、蔵人一丸となってすっきりとした辛口を極めています。
最後に
麒麟山が目指す、地元産米 100% の酒造り
麒麟山が目指しつづける、地元産米 100% の酒造りの記念すべき節目に出す特別な一本。
この秋だけの限定酒、ぜひお手に取ってみてください。
お問合せ
麒麟山酒造株式会社
〒959-4402 新潟県東蒲原郡阿賀町津川46
電話 0254-92-3511
メール info@kirinzan.co.jp
営業時間 平日8:30~17:00
※お酒は20歳になってからお飲みください
※飲酒運転は法律で禁止されています
※妊娠中や授乳期の飲酒はお避けください
 
  
  
  
  
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