「え? 同じ大会なのに、そんなに離れているの?」
2026 年、サッカーW杯はこれまでにないスケールで開催されます。
アメリカ、カナダ、メキシコ——この3か国をまたぐ史上初の共同開催。
単なるお祭り騒ぎではありません。
開催地の間には時差3時間、緯度差はなんと30度以上という、とてつもない”広さ”が広がっています。
最北の会場バンクーバー(カナダ)と最南の会場メキシコシティーの緯度差は約30度、飛行機で 4000 キロ近い距離があります。
たとえば、昼間にカナダでキックオフされた試合を観終えて、次の試合がメキシコで夜に始まる、なんてこともあり得るのです。
でも、なぜこんなにも”広域”での開催が実現したのでしょうか? 
そして、それが私たち観る側にどんな驚きや感動をもたらすのか—一緒に見ていきましょう。
🤝 3か国が手を取り合った理由は?
これまでのW杯は、基本的に1つの国が開催してきました。
でも今回は違います。
アメリカ、カナダ、メキシコという北米大陸の3か国が協力し合う形で開催されるのです。
背景にあるのは、出場国数の拡大です。
2026 年大会から、参加チームがこれまでの32から48か国へと一気に増えます。
これにより、試合数は 104 試合にまで膨れ上がり、1国だけでは賄いきれない規模になりました。
そのため、広大な国土を持つアメリカを中心に(11会場)、カナダ(2会場)とメキシコ(3会場)が”共催”という形で支えることになったのです。
実際、全 104 試合のうち78試合がアメリカで開催されます。
🌍 「環境の違い」がドラマを生む
この広域開催が何をもたらすかというと、ひとことで言えば、試合ごとにまったく違う”色”があるということです。
たとえば、北のカナダでは冷涼で湿度の少ない気候が待っています。
一方、南のメキシコでは高地の乾いた空気と暑さが選手を待ち構えます。
同じチームでも「昨日は涼しかったのに、今日はサウナみたい…」という環境の変化に戸惑うかもしれません。
それだけでなく、ピッチの標高や芝の質、観客の雰囲気まで違います。
この”違い”こそが、今大会を特別なものにしています。
まるで、世界を旅する RPG のように、舞台が変われば戦い方も変わります。
私たち観る側も、まるで一緒に北米を横断しているかのような臨場感を味わえるのです。
⚽ サッカーが、世界をひとつにする
広がり続ける地図。
増え続ける出場国。
高まる期待。
でも、何より心を打たれるのは、この大会が“多様性”と”共創”の象徴であることです。
国や言葉、文化の違いを超えて、ひとつのボールを追いかける。
それは、どんな言葉よりも雄弁に「違っていても、共に喜べる」ということを教えてくれます。
開幕戦は 2026 年6月11日のメキシコシティー、決勝戦は7月19日のニューヨーク(ニュージャージー)で行われます。
史上最長の39日間にわたる大会で、あなたはどの都市で、どんなドラマを目撃したいですか?
🏆 まとめ:「ひとつの大会」で、無限の感動を
サッカーW杯 2026 年大会は、ただのスポーツイベントではありません。
時差3時間、緯度差30度という”広がり”のなかに、国境を越えたつながりと、多様性の中にある一体感が詰まっています。
試合を見るたび、私たちは北米のどこかを旅しています。
選手たちは、国の誇りを背負い、変化する環境と戦います。
そんな”超ワールド級”の大会開幕まで、あと1年を切りました。
ワクワクしながら待ちましょう。
そして来年、一緒にこの旅の目撃者になりましょう。
 
  
  
  
  
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