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たった7%まで磨かれた一滴。芸術と技術の極みに出会う、日本酒「NIIZAWA」

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ある日、ふと日本酒を飲みながら友人がこう言いました。

「最近、米を削れば削るほどすごい日本酒があるって聞いたんだけど、どこまで削れるんだろうね?」

私は答えました。
「それなら7%っていう、とんでもない精米歩合の酒があるよ」

「え、7%? それもう、お米の芯だけじゃん……」

そうなんです。
まさにその”芯”だけを取り出すという、気が遠くなるような時間と手間をかけた日本酒が、今年も誕生しました。
その名も「NIIZAWA」と「NIIZAWA KIZASHI」。

この記事では、この世界に誇る”磨き”の日本酒が持つ、美しさと背景、そしてなぜそれが「飲む芸術」なのかを、やさしく丁寧にご紹介します。


米をここまで削る理由──精米歩合7%、350 時間の執念

まず「精米歩合」とは何かご存じですか?

これは、お米をどれくらい削ったかを示す数字で、例えば精米歩合 50% なら「お米の外側を 50% 削り、残り 50% でお酒を造った」という意味。
一般的な日本酒では 60〜70% が多い中で「NIIZAWA」はたった7%。

つまり、93% のお米を削り捨て、中心のわずか7%だけを使うのです。

その精米には、約 350 時間。
なんと2週間近くかけて、1粒1粒を丁寧に、熱を加えすぎないように、まるで宝石を磨くように精米していきます。

この時点で、すでに日本酒というより”作品”と呼びたくなるような存在です。


世界を魅了する「飲む芸術」──アートとのコラボレーション

「NIIZAWA」シリーズの魅力は、味わいだけではありません。

ボトルに描かれるのは、世界中のアーティストたちによる一点もののアート作品。
2025 年版のラベルを手がけたのは、メディアアーティストの落合陽一氏と、美術家の奥中章人氏。
それぞれが生み出すデザインは、まさに静かに語りかけてくるような深みがあります。

「NIIZAWA」には落合陽一氏の作品が「NIIZAWA KIZASHI」には奥中章人氏の作品が採用され、1本ごとに異なるアートラベルが施されています。
つまり、同じものは世界に二つとない。これもまた「唯一無二」の贅沢です。


味わいはまさに”気配”を味わう静謐な時間

では、気になる味わいはどうなのでしょうか。

その透明感と繊細さは「無音の音楽」に例えられるかもしれません。
華やかで香り高いのに、主張しすぎない。
まるで凛とした雪景色を眺めているような、静かで贅沢なひとときを与えてくれます。

これほどの酒は、単に「美味しい」では語り尽くせません。
それは、技術の結晶であり、造り手の哲学が詰まった”静かなる情熱”なのです。


ラグジュアリーの新基準──11月11日より数量限定発売

この「NIIZAWA」と「NIIZAWA KIZASHI」は、2025 年11月11日より販売が開始されました。

販売は数量限定。ギフトボックス入りで、価格は「NIIZAWA 2025」が 720ml で税込 85,800 円「NIIZAWA KIZASHI 2025」が 720ml で税込 55,000 円となっています。

世界のトップレストランでも採用されているこのシリーズは、まさに「日本酒のラグジュアリー・ブランド」とも言える存在。
特別な日の贈り物や、自分へのご褒美としても格別な一本になるでしょう。


さいごに──この酒は、”心を磨く”ためのもの

人はなぜ、ここまで手間をかけるのでしょう?

93% を捨ててまで、たった7%の美しさを求める。
それは、単なる味や高級さを超えて「何かを極める」ことへの敬意ではないでしょうか。

「NIIZAWA」は、お酒であると同時に”生き方”を語っているようにも思えます。
無駄を削ぎ落とし、本質を見つめ直す。
そんな心の在り方を、私たちに静かに教えてくれているようです。

一口含むと、背筋が伸びるような気持ちになる。
それはきっと、この酒が持つ”哲学”のせいなのかもしれません。

あなたもぜひ、この一滴に宿る物語を、味わってみてください。

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