「あの一口が忘れられない」
そんな経験、ありますか?
日々の生活の中で、ふと立ち止まって味わうひととき。
それがただの飲み物ではなく「記憶に刻まれる瞬間」になったことはありませんか?
たとえば、旅先で飲んだ名もなき地酒の、驚くほど澄んだ旨み。
あるいは、大切な人と交わした乾杯の、ほんのり甘い後味。
そんな”心に残るお酒”との出会いを、もう一度――。
今回は、伝統と革新を融合させる酒蔵「甍酒蔵(いらかしゅぞう)」が新たに送り出す、特別なシリーズ『金』クラスについてご紹介します。
これは、単なる新商品ではありません。
これは、日本酒の新たな物語の始まりです。
「金」シリーズとは? ― 甍酒蔵の挑戦
2025 年6月5日。
全国の特約店にて、ひとつの新たな挑戦が静かに幕を開けました。
それが、甍酒蔵の新シリーズ『金』クラス。
そもそも甍酒蔵って?
まず、甍酒蔵について少しご紹介しましょう。
「甍(いらか)」という名前には、日本建築の屋根瓦を意味する美しい響きがあります。
それは、時を超えて受け継がれる”本物”の象徴。
甍酒蔵は、1665 年創業の歴史ある酒蔵でありながら、伝統を大切にしつつ現代の感性に寄り添った酒造りを追求してきました。
長野県北安曇郡松川村という、北アルプスの麓に位置する自然豊かな土地で、世界でも稀な超軟水を活かした酒造りを行っている注目の酒蔵です。
「金」クラスの特別な位置づけ
今回の『金』クラスの最大の特徴は、一つのタンクから3つの異なる味わいを抽出したということ。
醸造責任者・田中勝巳氏のこだわりを形にした「鉾(ほこ)」「環(たまき)」「礎(いしずえ)」の3銘柄として展開されます。
価格帯としては1本 11,000 円(税込)と、決して手軽な買い物ではありません。
しかしそれは、蔵から半径 5km 以内に栽培された酒米のみを使用し、栽培期間中農薬不使用など栽培方法まで指定した“価値があるから選ばれる”日本酒を目指した結果です。
どんな味? ― 『金』の奥にある物語
「金」という名前に、どこか”きらびやかさ”や”華やかさ”を連想するかもしれません。
けれどこの3つの日本酒は、それぞれ異なる表情を持ちながらも、とても静かで、澄んでいて、深い。
鉾(ほこ) –
天を指す△の形に込めた挑戦と上昇の意志。
鋭い酸と深い旨味が織りなす、知的で刺激的な一杯。
環(たまき) –
すべてを包む調和の象徴。
米・水・時が響き合い、柔らかくも澄んだ一滴。
繊細な食事に寄り添う、美しき調和の味わい。
礎(いしずえ) –
大地と安定を象徴し、禅の静けさと動じぬ強さを宿す。
濃密な旨味と深い余韻を持ち、時の流れと共に奥行きを増す。
それは、派手な自己主張ではなく、一口ごとにじんわりと心を包み込む味。
まるで、人生の節目にそっと寄り添ってくれる、そんなお酒です。
なぜ今「金」を選ぶのか?
このお酒は「ただ飲むため」ではなく“記憶を彩るため”の一本。
たとえば――
- 節目の記念日、大切な人への贈り物に。
- 忙しい毎日のご褒美として、自分のための特別な晩酌に。
- 旅先で出会った景色や気持ちを思い出す夜に。
どんなシーンでも『金』クラスの3つの銘柄は、あなたの心に静かに寄り添いながら、その瞬間をかけがえのないものに変えてくれるはずです。
おわりに ― 「心に残るお酒」があるということ
私たちは、日々たくさんのものに囲まれて生きています。
でも、その中で「いつまでも記憶に残るもの」って、実はほんのわずか。
甍酒蔵の『金』は、そんな”わずか”の中に名を連ねる一杯です。
それは、ラグジュアリーではなく“静かな贅沢”。
煌めきではなく“深い余韻”。
あなたの人生の、とある一日に。
この『金』が、そっと花を添える存在になりますように。
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