子どものころ、1枚のシールのためにお小遣いを握りしめて、駄菓子屋へ走ったことはありませんか?
どの絵柄が出るか分からないあのドキドキ。
友達と交換したり、ダブったシールをこっそり机の裏に貼ったり。
――それが、私たちの”ビックリマン体験”。
そのビックリマンが、今、地方を元気にするために旅をしています。
今回の目的地は、全国6つの酒蔵。
懐かしのヒーローたちが、地域の魅力を背負って帰ってきたのです。
「面白い」が地方を変える──ビックリマン地方創生プロジェクトとは?
このプロジェクトは、単なるコラボ企画ではありません。
「ビックリマン×地方創生」という異色のタッグによって生まれたこの取り組みは、全国のご当地文化・産業・観光資源を、ビックリマンならではのユーモアとイラストで紹介するもの。
例えば、富士山と武田信玄をモチーフにしたヘラクライストが山梨を象徴する。
まるで”地域の守り神”のような存在として、大人たちの手元に舞い降ります。
全国6つの酒蔵が参加する「第7弾」の中身は?
今回の第7弾では、北海道・岩手・山梨・富山・熊本・沖縄の6つの酒類メーカーに焦点を当てています。
それぞれの地元ネタをベースに描かれたオリジナルキャラクターのシールが登場し、西日本を「悪魔」、東日本を「天使」として対決する構図で展開されます。
加えて、限定 BIG ビックリマンシールが2種類用意され、全国限定版と地元エリア限定版が用意されています。
コレクター心をくすぐる仕掛けが満載です。
ノスタルジーと未来が手をつなぐ場所
ビックリマンの魅力は、ただ懐かしいだけではありません。
あの頃の私たちにとって、ビックリマンは「日常の中の小さな冒険」でした。
いま地方の酒類業界が抱える課題――原材料費の高騰や飲酒人口の低下――は「業界に明るい話題が少ないこと」。
だったら、30代40代が子ども時代に熱狂した”ビックリマン”で業界を盛り上げられたらどうだろう?
このプロジェクトは、その答えのひとつです。
「懐かしさ」が「地域への関心」につながり「面白さ」が「購入のきっかけ」になる。
まさに“シール1枚で、地方の酒蔵を変える”可能性がここにあります。
最後に|それは、ただのシールじゃない。
手のひらにおさまる小さなシール。
でもそこには、地域の物語と、私たちの原体験、そして未来への希望が詰まっています。
もし全国のどこかでビックリマンとコラボした日本酒やビール、泡盛を見かけたら、少し足を止めて見てみてください。
そこに描かれたキャラクターは、ただの”イラスト”ではありません。
それは地域の魂であり、私たちがもう一度、何かを信じられるきっかけなのかもしれません。
――シールで、世界は変えられる。
そんな夢物語が、今、全国の酒蔵から始まっています。
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