AMAZON でお買物

チョコレートと日本酒の出会い。職人が生み出した16粒の物語

スポンサーリンク

「日本酒とチョコレートが合うなんて、考えたこともなかった」

そんな声が聞こえてきそうですが、実は今、和と洋の融合が新たなムーブメントを生んでいます。
甘いものには甘いもの、お酒にはおつまみ。
そんな常識を覆す挑戦が、山形と東京、遠く離れた二つの工房で静かに進められていました。

ひとつの疑問から始まった物語

「日本らしさを表現したチョコレートを作りたい」

ダンデライオン・チョコレートの山形幸さんの心に、ふとそんな想いが浮かんだのは、いつものことでした。
カカオ豆からチョコレートを作り上げる「Bean to Bar」という製法にこだわり続けてきた彼女たちにとって、素材への敬意は何よりも大切なもの。

そのこだわりが、ある日本酒蔵との運命的な出会いへとつながります。

山形県天童市に蔵を構える出羽桜酒造。
創業は明治25年、130年以上の歴史を持つこの老舗酒蔵は、吟醸酒の先駆けとして国内外で高い評価を受けてきました。
世界40カ国以上に日本酒の魅力を届け、ロンドンで開催される権威あるコンクールで2度も世界一に輝いた実力派です。

でも、この出会いを特別なものにしたのは、華々しい実績ではありませんでした。

職人が職人を認めた瞬間

ダンデライオン・チョコレートの開発チームが初めて出羽桜酒造を訪れたとき、彼らは息をのみました。

酒蔵の中には、静かな緊張感と熱気が満ちています。
杜氏たちが米を蒸す音、水を汲む音、そして発酵を見守る真剣なまなざし。
すべてが手作業で、すべてが感覚で、すべてが経験の積み重ねでした。

出羽桜酒造の結城純さんもまた、ダンデライオン・チョコレートの工房を訪れたとき、同じ感動を覚えたといいます。

「カカオ豆の発酵から焙煎、調整まで、日本酒造りとこんなにも似ているなんて」

温度管理ひとつ、時間の見極めひとつで、味わいは大きく変わる。
自然と向き合い、素材の声を聴き、最高の一滴、最高の一粒を生み出す。
二つの工房には、驚くほど多くの共通点がありました。

発酵食品同士という科学的なつながりもあります。
でも、それ以上に深かったのは「ものづくりへの姿勢」でした。

妥協しない。
手を抜かない。
素材に敬意を払う。

言葉にすれば当たり前のようですが、実際にそれを貫き通すことは容易ではありません。
効率を求められ、コストを削減せざるを得ない現代において、あえて手作業を残し、時間をかけて育てる。
そんな姿勢を持つ者同士だからこそ、互いの価値観が響き合ったのです。

16粒に込められた試行錯誤

コラボレーションが決まってからも、道のりは平坦ではありませんでした。

「日本酒とカカオを組み合わせる」と一言で言っても、その組み合わせは無限にあります。
出羽桜酒造が持つ複数の日本酒と、ダンデライオン・チョコレートが世界中から集めたさまざまな産地のカカオ。
その掛け合わせを、何度も、何度も試しました。

カカオの持つフレーバーは実に多彩です。
フルーティーなもの、ナッツのようなもの、花のようなもの。
酸味が強いもの、苦味が際立つもの。
一方、日本酒もまた、辛口から甘口まで、香りの特徴も製法によって千差万別です。

そして、今回選ばれたのが「貴醸酒」でした。

貴醸酒とは、通常の仕込み水の一部を日本酒に置き換えて醸す、特別な製法の日本酒です。
出羽桜酒造の「SWeeeeeT MATURED」は、その貴醸酒を長期熟成させたもの。
まろやかな甘みと、時間をかけて生まれた芳醇な旨み、そして長い余韻が特徴です。

この貴醸酒と組み合わせたのが、インド産のカカオでした。
レモンやヨーグルトを思わせる爽やかな酸味を持つこのカカオが、貴醸酒の甘みと出会ったとき、まるで魔法のような調和が生まれたのです。

開発チームは、このマリアージュを見つけたとき、思わず顔を見合わせたといいます。

「これだ」

甘みと酸味。コクと軽やかさ。
チョコレートと日本酒が溶け合って、どちらがどちらとも言えない、まったく新しい味わいが口の中に広がりました。

なめらかに広がる、心に染みる余韻

完成した生チョコレートを口に含むと、まず感じるのはチョコレートのなめらかな口どけです。
舌の上でゆっくりと溶けていくその瞬間、貴醸酒の豊かな旨みが静かに顔を出します。

次に訪れるのは、カカオの酸味と日本酒の甘みの調和です。
レモンのような爽やかさと、熟成された深いコクが、まるで会話をするように交互に現れては消えていきます。

そして最後に残るのは、言葉にできないほど優しく、深い余韻です。

この余韻こそが、16粒の生チョコレートに込められた、二つの工房の物語そのものなのかもしれません。

ごまかしのきかない誠実さ

「原産地も素材も技術も異なる二つの発酵が、日本で出会い、それぞれの作り手の確かな技術が融合することで、この特別な生チョコレートが誕生しました」

そう語る結城さんの言葉には、誇りと同時に、深い責任感が滲んでいます。

シンプルな素材だからこそ、ごまかしがきかない。
カカオときび糖だけで作るチョコレート。
米と水と麹だけで醸す日本酒。
余計なものを一切加えないからこそ、素材の質と技術の確かさが、ダイレクトに味わいに現れます。

だからこそ、この生チョコレートは特別なのです。

装飾も、添加物も、派手な演出もない。
ただ、本物の素材と、本物の技術と、本物の情熱だけがある。
それが、たった16粒の中に凝縮されています。

あなたの大切な人と分かち合いたい一粒

この「シングルオリジン・生チョコレート 貴醸酒」は、2025年1月17日から数量限定で発売されます。
価格は2,800円。
16粒入りです。

決して安くはない価格かもしれません。
でも、この一粒一粒には、山形と東京、遠く離れた二つの工房で働く職人たちの想いが詰まっています。
カカオ農園で丁寧に育てられた豆、酒蔵で大切に醸された日本酒、そして何度も重ねた試作の日々。

この生チョコレートは、ただのお菓子ではありません。

日本の伝統と、世界のクラフトマンシップが出会った証です。
素材への敬意と、ものづくりへの情熱が形になった結晶です。
そして何より、「本物」を追求する人々の誠実さが味わえる、特別な体験なのです。

大切な人へのギフトに。
自分へのご褒美に。
あるいは、特別な日の締めくくりに。

16粒の小さな宝石のような生チョコレートを、大切な人と分かち合ってみてください。
ひと口ごとに広がる奥深い余韻が、きっとあなたの心に、忘れられない記憶を刻むはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました