神社でお祓い済み！縁起物の日本酒『立春朝搾り』が28年目で28万本突破の理由

日本酒の世界に新風を吹き込む特別なプロジェクト「立春朝搾り」をご存知でしょうか？
全国35都道府県41の酒蔵から提供される「できたその日に飲める日本酒」は、日本名門酒会が主催する伝統ある取り組みです。

28万本の出荷予定　日本酒の鮮度革命

「立春朝搾り」は平成10年に1蔵約 4,000本（720ml換算）からスタートし、令和7年で28年目を迎えます。
令和6年には 274,491本を出荷し、令和7年は28万本弱の出荷を予定しています。
この成功の背景には、蔵元、酒販店、消費者をつなぐ強い絆があります。

この特別なお酒は、立春の日の朝に搾り上がり、地元の神社でお祓いを受けた後、その日のうちに消費者の手元に届けられます。
早朝から酒販店が蔵元を訪れ、予約分を直接受け取る独自の流通方式を採用しています。

立春朝搾りは、関係者全ての無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願する縁起酒として位置づけられています。
地元の神社でお祓いを受けることで、単なる日本酒以上の意味を持つ特別な酒となっています。

「立春朝搾り」は、1本1,980円（税込）で、日本名門酒会加盟酒販店にて予約販売されています。
令和7年は2月3日（月）の販売で、予約締切は1月23日（木）となっています。

このプロジェクトは、失われつつある地域との繋がり、人との繋がりを再確認する機会を提供しています。
酒販店が早朝から蔵元を訪れ、お客様のもとへ届けるという手間のかかる流通方式も、地域の絆を深める重要な要素となっています。

消費者からの「寒い中、取りに行ってくれてありがとう」「朝早くからお疲れ様です」という言葉に、酒販店も喜びを感じる―そんな温かい交流を生み出す架け橋として、立春朝搾りは大切な役割を果たしています。

ぜひ、皆様もこの特別な日本酒を手に取り、できたての鮮度と地域の物語を体験してみてください。
きっと、日本酒の新たな魅力を発見する機会となるはずです。