たとえば、忘れかけていた古いレコードに針を落としたときのように。
懐かしさと新しさが同時に胸に響いて「ああ、これだ」と思える瞬間。
そんなお酒に、出会ったことがありますか?
ふたたび、日本酒に恋をする「刻の奏」が届ける”熟成×ブレンド”の世界
かつて日本酒に心を奪われた人も、まだその魅力に触れたことのない人も。
この冬、すべての日本酒好きに届けたい新商品があります。
その名は「刻の奏(ときのかなで)」。
2025年12月20日、一般社団法人刻SAKE協会が企画した、まったく新しいスタイルの日本酒が登場します。
月の桂(株式会社増田德兵衞商店)、黒龍(黒龍酒造株式会社)の2社から「熟成」と「ブレンド(アッサンブラージュ)」による新たな味わいに挑戦した商品が限定発売されます。
テーマは「古くて新しい酒」。
聞き慣れないこの言葉の裏に、日本酒の奥深い可能性が詰まっているのです。
時間を味方にした、日本酒という芸術
私たちが普段手にする日本酒は、作られてから比較的すぐに飲まれる「新酒」がほとんどです。
しかし「刻の奏」は、その常識をやさしく裏切ってくれます。
この2つの酒は、刻SAKE協会会員各蔵の古酒熟成酒から「月の桂」と「黒龍」を主体として、蔵の枠を超えてブレンドされたもの。
それぞれ異なる時代、異なる蔵元で丁寧に眠らされていた原酒たちが、今ここで一つにブレンドされ、新たな命を吹き込まれたのです。
まるで異なる時代の楽器が合奏するように、味わいも香りも奥行きに満ち、飲むたびに新しい表情を見せてくれる。
まさに”時間を奏でる酒”の名にふさわしい一本です。
「古くて新しい」って、どういうこと?
たとえば、古い木の家をリノベーションして、今の暮らしに合った住まいをつくるように。
「刻の奏」もまた、昔ながらの日本酒の技と、現代の感性を掛け合わせたプロダクトです。
熟成によって得られるまろやかさや深みを残しつつ、現代の食事にも合うように、軽やかで飲みやすいバランスに仕上げられています。
お酒に詳しくない方でも安心して楽しめるよう、ボトルデザインも洗練されたシンプルさ。
ギフトにもぴったりです。
蔵元たちの挑戦 世界的ブレンダーが監修する”時を繋ぐ”日本酒
この革新的なブレンドの監修には、刻SAKE協会顧問・輿水精一氏(サントリースピリッツ株式会社名誉チーフブレンダー)が協力しています。
サントリー「山崎」「響」のブレンディングに携わってきた世界的ブレンダーの知見により、個性の異なる酒が奏でるハーモニーが実現しました。
注目すべきは、味わいの細やかさだけではありません。
「刻の奏」には、世代や地域を越えて、時代の風景を一本の酒に閉じ込めるという思想があります。
「月の桂」には出羽桜・天寿・南部美人がブレンドされ「黒龍」には八海山・木戸泉がブレンドされています。
個性豊かな蔵が枠を超えて協力し、自由な発想をすることで誕生した、蔵元自身が旨いと思える味わい。
それは、熟成文化を復権させ、日本酒の奥深い味わいを多くの人に知ってもらおうという、静かで強い意志の表れでもあります。
実際に飲んでみると…?
「刻の奏/月の桂」は、常温熟成の特徴である濃厚でなめらかな口当たりと複雑味が溢れる味わいをベースに、軽快で繊細な果実香、まろやかで奥行きのある香味が加わり、酸味と個性が光る芳醇な味わいがエッセンスとして生きています。
味わいの複雑さと香味の連続性が一体感となり押し寄せる、深い味わいの面白さが特徴です。
「刻の奏/黒龍」は、繊細で透明感のある最初の香り立ちから、瑞々しい果実香が際立ち、柔らかくふくらみのある華やかさへ。
口当たりが大変なめらかにクリーンで、甘さと酸味の余韻が心地よい「黒龍」本来の特長は維持しつつ、香りの複雑な幅が顕著に感じられます。
繊細さと旨みのバランスと、圧倒する余韻を楽しむことができる味わいです。
どちらも、日本酒というより、まるでウイスキーやポートワインのような感覚で楽しめるのも「刻の奏」ならではの魅力です。
日本酒の未来に、そっと灯るあかり
「刻の奏」は、単なる”新しい商品”ではありません。
それは、日本酒の未来の可能性を信じる人たちが、自らの手で紡ぎ出した、希望の物語です。
2024年12月5日、日本酒は500年以上の歴史を持つ「伝統的酒造り」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
世界的に注目が高まる今、新酒のみならず「熟成」と「ブレンド」の新たな手法で日本酒の幅を広げることで、日本の豊かな食文化として世界に伝える挑戦が始まっています。
飲むたびに、時を超えて届く想いが、心にじんわりと染み込んでくる。
日本酒を知っている人にも、知らない人にも、この酒は語りかけてきます。
「ようこそ。ここから、また始めよう」と。
心に残る一杯を、あなたの冬に
寒さが深まるこれからの季節、「刻の奏」はきっと、心も体も温めてくれるはずです。
誰かと語らう夜に。
静かに自分と向き合いたい夜に。
時間を大切に味わうための、とっておきの一杯を。
この冬は”刻”が奏でる物語に、耳を澄ませてみませんか?
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