「あの日の味を、もう一度」──そんなお酒があるとしたら、どう思いますか?
ある秋の夜、ふと開けた一本の日本酒。
それは、かつて大切な人と過ごした日に飲んだ銘柄と同じものでした。
口に含んだ瞬間、遠ざかっていた記憶がふわりと香り立ち、胸が温かくなったのを覚えています。
日本酒は、ただの飲み物ではなく「記憶と時間を封じ込める容れ物」なのかもしれません。
そんな体験を、もっと多くの人に届けたい──。
そう願って生まれたのが、氷温熟成日本酒ブランド「°Ondo(オンド)」です。
そしていま、そのブランドから登場したのが『000 Vintage Sake PERPETUAL STYLE』。
まさに「時を味わう」ためのお酒です。
静寂から生まれた美意識──000 Vintage Sake PERPETUAL STYLE の魅力
2025 年6月13日「°Ondo」が新たに発売した『000 Vintage Sake PERPETUAL STYLE』。
このお酒は、京都府産山田錦を 40% まで磨き上げた純米大吟醸を、-2~-4℃ で一年以上氷温熟成させた逸品です。
「000」──永遠という名の静けさ
日本海を望む丹後の地で、雪が音もなく降り積もり、空気が張りつめるように澄み渡る冬の静寂の中で生まれたこのお酒。
「000」は、すべてを受けとめ、静かに佇む永遠の美意識を表現しています。
PERPETUAL STYLE──凍てつく静けさをまとう象徴
白花・洋梨・青リンゴの瑞々しい香りが立ち上がり、氷温熟成で磨かれたシルキーな口当たりと山田錦由来の端正な甘旨味が重層的に広がります。
その後、わずかなミネラル感を残しながら静寂を思わせる長い余韻が続きます。
氷温熟成とは?──水が凍る寸前の静止した時間で育まれる味わい
「氷温熟成」とは、0℃ 以下(-1℃ から -5℃)の低温環境で日本酒をじっくり熟成させる技術。
この温度帯では、酵母や酵素の働きが穏やかになり、酸化が抑制されることで、フレッシュな風味を保ちながら酒はゆっくりと進化します。
例えるなら── まるでピアノの音を丁寧に調律するように、ひとつひとつの味が整えられていく。
そんなイメージです。
その結果、角のないまろやかさと、しなやかな甘みが酒の芯にゆっくりと刻まれ、日本酒の概念が変わるような奥深い味わいに仕上がるのです。
特別な一本──『000 Vintage Sake PERPETUAL STYLE』詳細
このお酒の特徴は、契約農家が特別栽培した京都府産山田錦と天の真名井と同系同質の名泉水を使用していること。
ハクレイ酒造で醸造され、¥9,900(送料別)で販売されています。
商品詳細
- 醸造年:2024 年
- 精米歩合:40%
- アルコール度数:15%
- 熟成期間:一年以上
- 熟成温度:-2℃~-4℃
- 内容量:720mL
- おすすめの飲み方:冷やして、ワイングラスで
まとめ:静寂に耳を澄ませたくなる一杯
このお酒は、ただおいしいだけではありません。
それは「時を味わう」という、かけがえのない体験を与えてくれます。
氷温熟成という技術が、味に静かな深みをもたらし、瑞々しい梨や青リンゴを思わせるクリアなアロマと研ぎ澄まされた旨みを実現しました。
立ちのぼる香りは白い花のようにやさしく、口に含めばやわらかな甘みとともに凛とした旨みが広がり、その余韻は気配のように淡く、静かに続いてゆく。
あなたの記憶に寄り添う一本として──
『000 Vintage Sake PERPETUAL STYLE』、ぜひ一度、味わってみてください。
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