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「神様と醸す一杯」──台湾の媽祖信仰と日本の酒蔵が出会った、奇跡の日本酒コラボレーション

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ある日、旅先で偶然出会った味に、なぜか心が震える。
そんな経験、あなたにもありませんか?

異国の地で飲んだ一杯のお茶に、懐かしさを感じた。
神社でいただいたお神酒に、思わず手を合わせたくなった。
それはきっと、文化や言葉を超えた「なにか」が、私たちの中に響いた瞬間。

今回ご紹介するのは、そんな”心に触れる出会い”を実現させた、まさに「ご縁の味」と呼ぶにふさわしい、史上初の日本酒コラボレーションです。

キーワードは「台湾」「媽祖(まそ)」「日本酒」。
なんだか不思議な組み合わせに思えるかもしれません。
ですが、この3つが結びついた背景には、海を越えた想いと伝統の融合があったのです。


なぜ、日本酒と媽祖が出会ったのか?

まず「媽祖(まそ)」とは何か、ご存じでしょうか?

媽祖とは、航海や漁業の守り神として、台湾をはじめとする中華圏で広く信仰されている女神です。
日本で言えば、海の神である住吉大社や厳島神社に近い存在かもしれません。
特に台湾・台中の大甲にある「鎮瀾宮(ちんらんぐう)」は、約 300 年の歴史を持つ台湾を代表する信仰の地。
毎年開催される「大甲媽祖遶境」には 100 万人以上が参加する、世界的にも知られる宗教・文化イベントです。
まさに台湾信仰文化の象徴です。

そして今回、この鎮瀾宮とタッグを組んだのが、茨城県水戸市にある老舗酒造「明利酒類」。
創業 160 年を超える歴史を持ち、日本酒業界では「明利小川酵母」「M310 酵母」の開発元として著名な酒蔵です。
これらの酵母は全国の酒蔵で広く採用されており、華やかな吟醸香と滑らかな味わいを生み出す、日本の発酵科学の粋を集めた技術です。

さらにこの企画をつないだのが、台湾を拠点とするグローバルIP統合マーケティング企業「重星戦略(We’s Star)」。
彼らは台湾・大阪・ロサンゼルスに拠点を持ち「Gawr Gura × SUSHIRO × iPASS」や「Pokémon × Bugcat Capoo」など、世界的な人気コンテンツとのコラボレーションを成功させてきました。

つまり、この日本酒は、台湾の信仰と、日本の伝統、そして国際的な戦略が、三位一体となって生まれた、まったく新しい一杯なのです。


名前は「五十瀾(いそらん)」──その想いとは?

完成した日本酒の名前は「五十瀾(いそらん)純米大吟醸」。

この名前には、二つの深い意味が込められています。
「五十(いそ)」は、台湾の稲作の礎を築いた農学者・磯永吉博士への敬意、そして多文化の象徴。
「瀾(らん)」は海の波を意味し、島国同士をつなぐ「文化の流れ」を表しています。

ブランドコンセプトは「人々の力を結集し、海のうねりを起こす」。
日本と台湾の文化・技術・情熱が共鳴し、新時代の日本酒ブランドが誕生しました。

実際に使用されているのは、酒米「五百万石」と「美山錦」。
そして明利酒類が誇る「明利小川酵母」によって発酵させることで、繊細で華やかな香りと、柔らかく上品な味わいを実現しています。
アルコール度数は 15%、日本酒度は+4。
透明感と深みのある旨味を両立し、食中酒としても楽しめる仕上がりです。

パッケージは、海の波と文化の融合を象徴する「赤と金」を基調にデザイン。
台湾と日本の美意識を融合させた、モダンで印象的なデザインとなっています。
贈り物にもぴったりで「開運」「健康祈願」「商売繁盛」など、さまざまな願いを込めて手にする人も多いことでしょう。


お酒は「文化」を運ぶ舟である

「お酒は酔うためだけのものではない」と言われることがあります。

確かに、歴史をひもとけば、お酒はいつも「人と人」「土地と土地」をつなぐ役割を果たしてきました。
神社のお神酒、祝いの席の乾杯、仲直りの一杯。
そのすべてに、言葉以上の”こころ”が宿っていたのです。

今回の「五十瀾」もまた、そうした”こころ”を運ぶ舟のひとつ。
台湾と日本という、文化も言語も違う国同士が、ひとつの「祈り」を共にし「味」と「想い」でつながったこと。
これは、お酒ができる最大の奇跡なのかもしれません。


まとめ:この一杯に、海を越えた想いが詰まっている

「五十瀾 純米大吟醸」は、単なる限定コラボの日本酒ではありません。
それは、信仰と伝統、文化と味覚、祈りと人の縁が重なり合って生まれた、まさに”奇跡の一杯”。

飲むたびに思い出すのは、台湾の媽祖廟の静かな空気。
茨城の酒蔵で醸される、杜氏たちの真摯なまなざし。
そして「海を越えても、心はつながっている」という、やさしく力強いメッセージ。

もしあなたが、少しでも疲れていたり、不安を抱えていたりしたら、この一杯を手に取ってみてください。
きっと、あたたかな何かが、心の奥にしみわたるはずです。

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