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CPUの進化を辿る – 50年で1億倍の高速化を実現

AI

こんにちは、みなさん。
今日は、CPUの進化の歴史を辿ってみたいと思います。
CPUは、コンピューターの頭脳ともいえる重要な部品です。
その性能は年々向上し、現在では50年前と比べて1億倍近くの高速化を実現しています。

1970年代 – コンピューターの黎明期

コンピューターの歴史は1970年代に遡ります。
当時は、ワンボードコンピューターやホームコンピューターが登場した時代です。
代表的な製品としては、Altair 8800、IMSAI 8080、Apple II、TRS-80 などがあげられます。
これらの製品は、BASIC インタプリタが標準搭載されており、ユーザー自身がプログラミングを行うことが前提とされていました。
CPUの性能は今と比べるとずっと低かったものの、この時代にコンピューターへの関心が広まったことは重要な意味を持っています。

1980年代 – パソコンの普及期

1981年、IBMが IBM-PC を発売しました。
MS-DOS の登場とあいまって、パソコンは一気に普及していきます。 
この時期、さまざまなメーカーから様々なアーキテクチャのパソコンが投入されましたが、IBM-PC 互換機が主流となっていきました。
1986年には Intel が32bitプロセッサの i80386 を発表し、CPUは32bit時代に移行していきます。
また、GUIを搭載した Macintosh なども登場し、パソコンの利用シーンが広がっていきました。

1990年代 – ウィンドウズと PowerPC の時代

1995年、マイクロソフトが Windows 95を発表すると、i486から Pentium への移行が進みました。
一方、Apple は PowerPC へのアーキテクチャ移行を開始しています。
この時期、IntelとAMD、PowerPC を巡る熾烈な性能競争が繰り広げられました。
RISCプロセッサを押しのけるほどの勢いでした。

2000年代 – 64bitとマルチコア化の進展

2003年、AMDが Athlon 64 でx64への移行に成功すると、Intel も後に追随しました。
そして2005年、AMDが Athlon 64 X2で2コア製品を投入すると、Intelも同時期にデュアルコア製品を投入しました。
マルチコア化が本格化した時期です。

2010年代 – AMDの復活とIntelの行き詰まり

2011年、AMDは Bulldozer アーキテクチャを投入しましたが、性能が振るわず一時は低迷しました。
一方、Intelは Sandy Bridge や Ivy Bridge などで好調でしたが、14nm/10nmプロセスで行き詰まりを見せます。
2017年、AMDはZenアーキテクチャの Ryzen を投入し、AMD vs Intelの熾烈な争いが再燃しました。
Intelは10nmプロセスの量産に遅れが生じましたが、Rocket Lake などで一時的に対抗しました。

2020年代 – Apple Silicon の台頭

2020年、Appleは Intel CPU に別れを告げ、Apple M1 を自社開発しました。
M1からM2、M3へと進化を続け、x86に対抗するアーキテクチャとして台頭しています。
一方、AMDとIntelの争いは続いています。
AMDはZen 4の Ryzen 7000 で圧倒的な性能を発揮し、Intelは10nmプロセスの量産に成功したものの、AMDに後れを取っています。

50年で1億倍の高速化

このように、CPUの性能は年々向上し続けています。
記事によると、1974年の MOS 6502 1MHz から2023年の Ryzen Threadripper 7980X までの性能比は約6,769万倍にもなるそうです。 
50年足らずで1億倍近い高速化を実現したわけです。
今後の行方は分かれますが、さらなる革新的な技術の登場が期待されます。
CPUの進化に注目が集まる理由がよくわかりましたね。

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