選挙イヤー2024年。
40カ国以上で大統領選や総選挙が勃発し、勝者を決める戦いが始まろうとしています。
しかし、その裏で別の戦いが静かに進行中。
それは、米グーグルや米メタなど、世界のIT大手20社が一丸となり、選挙を悪用しようとする有害コンテンツに立ち向かうという戦いです。
ディープフェイクや偽情報といった、選挙結果を歪める可能性のある有害コンテンツ。
これらを一掃するため、これらのIT大手は技術協定を結び、情報操作のリスクを減らすための重要なステップを踏み出しました。
ミュンヘン安全保障会議に署名した企業
ミュンヘン安全保障会議に参加した大手SNS企業や、AIの最前線に立つ米オープンAI、そしてIT大手の米マイクロソフトなどがこの協定に署名。
彼らの目指すものは、選挙妨害を想定したSNSの投稿モニタリングや、AIで生成された画像に「AIによって作成されました」というラベルを付けるなど、AIの力を活用したコンテンツ・モデレーションの強化です。
IT大手の意見
グーグルの渉外担当幹部ケント・ウォーカー氏は、「AIの能力だけでなく、社会をうまく機能させるためのセーフガードにも焦点を当てるべき」と強調。
一方、メタの渉外担当幹部ニック・クレッグ氏は、「AIは、ディープフェイクなどのネガティブな側面に対処できる最強のツール」と、AIの活用を強く訴えています。
選挙におけるディープフェイクや偽情報の拡散は、民主主義の健全な機能を脅かす可能性があります。
その問題に対処するため、IT業界が連携し、技術的な対策を講じているのです。
選挙の公平性と透明性を守るため、そして信頼できる情報の提供を促進するためのこの取り組みは、IT業界の一大事例となるでしょう。
まとめ
2024年、選挙イヤーに突入する私たちにとって、IT大手20社のこの取り組みは大きな安心材料。
選挙における情報操作のリスクを減らし、信頼できる情報を提供するための彼らの挑戦に期待が集まります。
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